『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』あらすじ・感想 | ペニーワイズがやらかした失態

『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の詳細情報
  • 公開年  : 2017年
  • 上映時間 : 3時間 12分
  • 製作国  : アメリカ合衆国
  • 監督   : アンディ・ムスキエティ
  • キャスト : ジェイデン・リーバハー / ビル・スカルスガルド / ジェレミー・レイ・テイラー / ソフィア・リリス / フィン・ウォルフハード / ワイアット・オレフ / チョーズン・ジェイコブス / ジャック・ディラン・グレイザー 他

『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』あらすじ

アメリカのとある小さな田舎町・デリーでは定期的に謎の集団失踪事件が起こっている。
ちょうどそのタイミングを迎えた時期に、またしても失踪事件が起こり始める。

“IT / それ”の存在に気付いた少年達は、心に宿る恐怖と闘いながらも勇敢に立ち向かう。

【見どころ】恐怖心に付け入る不気味なピエロ

モテない少年達の紅一点の少女を誘拐してしまった事で、目の色を変えた少年達に袋叩きにされるイット。

【登場人物 / キャスト】恐怖心に打ち勝って戦う少年達

  • ビル・デンブロウ(ジェイデン・リーバハー)
    過去に弟を亡くしている少年。
  • ベン・ハンスコム(ジェレミー・レイ・テイラー)
    図書館で街の歴史を調べている転校生。
  • リッチー・トージア(フィン・ウォルフハード)
    眼鏡をかけたビルの親友。
  • スタンリー・ユリス(ワイアット・オレフ)
    父が神父のユダヤ系の少年。
  • ベバリー・マーシュ(ソフィア・リリス)
    周囲から浮いている大人びた少女。
  • マイク・ハンロン(チョーズン・ジェイコブス)
    家業である屠畜業(皮などに加工するために家畜を殺す)で苦戦する少年。
  • エディ・カスプブラク(ジャック・ディラン・グレイザー)
    過干渉の母親に悩む喘息持ちの少年。
  • ヘンリー・バワーズ(ニコラス・ハミルトン)
    不良グループのリーダーだけど実は小心者。
  • ペニーワイズ(ビル・スカルスガルド)
    神出鬼没な不気味なピエロ。

感想(ネタバレ含む) | 少年少女達の恐怖心こそがイットの喜び

1989年、少年ビルは仲間の少年達と共に夏休みの計画を立てる。
前年に仲の良かった弟のジョージが失踪しており、彼はまだ弟の事を探し続けていた。
両親は無理やり諦めた感じだけど、ビルはまだ諦め切れていない。
そこで、夏休みに入ったら「荒れ地」に行く事を提案。
弟が失踪した場所である排水溝の流れ着く先の「荒れ地」で手掛かりを探したいという思惑。

他にも同じ学校のベティという少女が失踪しており、彼女の両親が毎日のように学校にやって来ては手掛かりを探っています。
何の前触れも無しに突然失踪しているので、藁にも縋る思いなのでしょう。

犯人は間違いなくアイツなんだけど、まさかそんな奴がいるなんて知る由もないだろうし仕方ありませんね。

ルーザーズクラブがイットから町を救う!?

ヤツの名前はペニーワイズという不気味なピエロ。
ジョージを襲った時に自分で名乗っていました。

自分達の事をルーザーズクラブと名乗るビルとその仲間達。
簡単に言うと負け組の集まり。
クラスで目立たないタイプの大人しい系や、いじめられっ子、そしてはみ出し者の女子。

メンバーは、それぞれに数日前から奇妙な経験をしている。
間違いなくヤツが絡んでいるんですけどね。

メンバーのベンによると、この町では27年周期で集団失踪事件が起きているらしい事が分かる。
そこでみんなでビルの家に集まりプロジェクターを使って町の地図と下水道マップを重ね合わせると、一軒の井戸がある家と繋がっている事が分かる。

ビルは自分達の身に起きている怪奇現象の正体を確かめる為にはこの家に行ってみるしかないとみんなを説得するが、全員及び腰でビビりまくり。

うんどん
うんどん

当たり前や!
どう考えても人間じゃない訳の分からんピエロの化け物に、自分から会いに行こうとする奴なんておかしい。

ビルは弟の件があるから仕方ないにしても、他の者達は行きたがらなくて当然。
しかし先走ったビルを追って全員が井戸の家に行かざるを得ない状況になってしまった。

分析通り、この家がイットの隠れ家。
出て来ましたよ、ピエロの化け物が。
この時は全員が無事に運良く逃げ帰る事が出来たけど、メンバーの殆どが二度とこの家に近付きたくないと再訪を拒否。

当然ですよ。
誰があんな意味不明の存在の住処に、自ら好き好んで近付こうとするのか。
でも、ビルは弟の件の真相を知りたくて諦めきれない。

もはやルーザーズクラブは空中分解寸前。

しかし、ここにきて事件が起きる。

イットことペニーワイズが、やっちゃイカン事をやりやがった。
これに対して少年たちが目の色を変えて怒涛の殴り込み。

一体何をしでかしたかというと、モテない負け犬少年たちの唯一の希望を奪ってしまった。
つまりベバリーを連れ去ってしまった訳ですよ。

うんどん
うんどん

やっちまったな、イット・・・。

つまり、イットの正体は・・・

不気味なピエロが町の子供達をターゲットにして次々と襲っていく訳ですが正体は何なのか、少なくとも人間とは違う。
一番可能性が高いのは悪魔。
イット(それ)がどうして子供達を襲うのか、何が目的なのかもよく分かりません。

27年後、大人になったルーザーズクラブの面々が町に戻ってきてペニーワイズとの最終決戦に挑む。
続編で、ようやくイットの正体が明らかになります。

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『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』を視聴できるサブスク

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『IT / イット』シリーズはスティーブン・キング原作の作品。
そして恐らく父親の影響を受けているであろう息子のジョー・ヒル原作の映画も結構面白かったのでオススメです。

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