
公開年 : 2018年
上映時間 : 2時間 15分
製作国 : アメリカ合衆国
監督 : ライアン・クーグラー
キャスト : チャドウィック・ボーズマン / マイケル・B・ジョーダン / ルピタ・ニョンゴ / ダナイ・グリラ / マーティン・フリーマン / ダニエル・カルーヤ / レティーシャ・ライト / ウィンストン・デューク / スターリング・K・ブラウン / アンジェラ・バセット / フォレスト・ウィテカー / アンディ・サーキス 他
『ブラックパンサー』登場人物(キャスト)
■ ティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)
ワカンダの国王、裏でブラックパンサーとして活動。
■ エリック・スティーヴンス(マイケル・B・ジョーダン)
元アメリカの秘密工作員
■ ナキア(ルピタ・ニョンゴ)
ワカンダのスパイとして外国に潜入している女性。
テイ・チャラの幼馴染みにして元恋人。
■ オコエ(ダナイ・グリラ)
ワカンダの国王親衛隊隊長。
■ シュリ(レティーシャ・ライト)
ティ・チャラの妹でワカンダ王国の王女。
天才科学者・発明家としての顔を持つ。
■ ウカビ(ダニエル・カルーヤ)
ワカンダの部族・ボーダー族のリーダー、ティ・チャラの親友。
■ エヴェレット・K・ロス(マーティン・フリーマン)
CIAの捜査官。
■ エムバク(ウィンストン・デューク)
ワカンダの部族・ジャバリ族のリーダー。
■ ユリシーズ・クロウ(アンディ・サーキス)
闇の武器商人、ワカンダへの侵入歴があり指名手配中。
■ ズリ(フォレスト・ウィテカー)
ワカンダの王位継承の儀式を取り仕切る人物で、前国王の側近。
あらすじ | 超文明大国・ワカンダ
表向きは世界の最貧国の一つとされている、アフリカ大陸にあるワカンダ王国。
しかし実態は、アメリカより何世代も先を行く超文明の国。
世界に秘密を隠し続けていたワカンダ王国だが、若き国王の即位、他部族を巻き込んでの内乱を経て、変化の時が訪れようとしていた。
ネタバレと感想 | 部族社会と超文明の融合
『シヴィル・ウォー / キャプテン・アメリカ』で父親を殺されたワカンダ王国の王子・ティ・チャラ。
国連会議の演説中に父である国王が爆破テロに巻き込まれて、帰らぬ人となってしまった。
当初はウィンター・ソルジャーことバーンズが犯人であると思い込み執拗に追っていたけど、最終的には真犯人が別にいると気付いた王子。
事件は解決し、空席となった国王の座に即位する為に祖国ワカンダに戻る場面から物語が始まる。
超文明国家・ワカンダ
ワカンダは国の方針で、世界を欺き秘密を守り通してきた。
衛星写真でも普通に森としか映らないように偽装。
アメリカを遥かに凌ぐ先進国家だけど、新しいものを創り出して、不要になった古いものを切り捨てるというのではなく、古い伝統もしっかり受け継いでいるという新旧の文化が混在しているアフリカらしい国・ワカンダ。
この辺が素晴らしいですね。
「アフリカの何を知ってんねん」と言われると大して何も知らないんですけど、とにかく伝統を重んじるという事は大切だという事ですよ。
国王が亡くなった事により新たな国王を選ばなけらばならず、その為の伝統の儀式に臨む王子。
他の部族の中で異論のある者は次期国王候補と戦い、勝った者が王座に就くシステム。
他の四部族が異論なしとの結論を出す中、乱入してきたのがジャバリ族。
ジャバリ族には儀式への参加資格が認められていないが王子は挑戦を受け、リーダーのエムバクと一騎打ちをする事に。
ところで、王子は戦いの前に特殊な液体を飲んで超人的な力を失うシーンがある。
その液体を飲む事により普通の人間に戻る仕組みだけど、一体これは何なのか。
真相は太古の昔にヴィブラニウムが大地に落ちた影響で生まれた特殊な植物(ハーブ)。
宇宙由来の特殊な肉体強化剤という感じでしょうか。
肉体を強化するハーブと、体を元に戻す液体の材料が同じかどうかは不明。
一度飲めば強化され、もう一度口にすると元に戻るのか、それとも強化を解除する液体の原料は別の物なのか。
その辺はよく分かりませんが、王子時代から強化スーツを着てブラックパンサーとして活動する為に肉体を強化した状態だったけど、儀式には公平な状態で戦いに挑むのが伝統。
フェアプレー精神が根付いていますね。
戦いに勝利した王子は、正式に国王として即位。
ここにティ・チャラ国王陛下が誕生。
謎の男が現れる
陛下を筆頭に、ワカンダ首脳陣の会議の場にウカビを伴ってやってきた謎の男。
ウカビは完全にこの男の側に付いた模様。
謎の男によっていろいろ暴露されます。
そして黒い過去が発覚した前国王。

いいか、お前は何も見なかった。

・・・御意。
とまあ、こんな感じのやり取りがあったかどうかは定かではありませんが、前国王は側近のズリと共に都合の悪い事実を闇に葬り去ってしまった訳ですよ。
そして謎の男も実はワカンダの関係者。
超文明国家なのに王位継承の方法は非常に野蛮という、アンバランスな国ワカンダ。
戦いに負けるような弱い人間には誰もついて来ないという考え方が浸透しています。
欧州の貴族社会や日本の武家社会とは違う、アフリカの部族社会。
ところ変われば、価値観も色々。
再び儀式に臨む事になった陛下だけど、程なくして肩書が元陛下になってしまう。
正当な儀式で負けたので、王位に関しては文句の言いようがなさそうな雰囲気だけど、新国王がワカンダの技術を解放して世界征服をするような事を言い出しているので、これはさすがに止めないといけない。
幸いワカンダは戦いに勝てば王座につけるシステムなので、まだ希望はある。
とにかく勝った者が正義です(笑)
戦いの後、変化の時を迎えたワカンダ
考えてみると開国派と鎖国継続派との戦いでもあった今回の内戦。
でも開国派の新国王の思想があまりにも過激なので、疑問を持つ者も多かった様子。
過程は全然違うけど、ちょっと明治維新ぽい感じもありますね。
『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』でヒドラにかけられた洗脳を解く方法が見つかるまで冷凍睡眠を望んだバーンズは、秘かにワカンダに匿われていた模様。
テイ・チャラからはホワイトウルフの称号を授与された。
上手く洗脳は解けたのでしょうか。
カギを握っているのは天才科学者・シュリ!?
『ブラックパンサー』はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の第18弾。
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