『オー!マイ・ゴースト』あらすじ・感想 | 幽霊に振り回される気の毒な男

とあるきっかけで幽霊を視認でき、さらに彼らの言葉を聞く事ができるようになった歯科医が幽霊たちの駆け込み寺的な存在になってしまう。

この映画の成仏できない霊は、本人達が原因ではなく残された人たちが原因という部分が興味深い。

『オー!マイ・ゴースト』の詳細情報
  • 公開年  : 2008年
  • 上映時間 : 1時間 42分
  • 製作国  : アメリカ合衆国
  • 監督   : デヴィッド・コープ
  • キャスト : リッキー・ジャーヴェイス / ティア・レオーニ / グレッグ・キニア 他

『オー!マイ・ゴースト』あらすじ

内科検診中の麻酔ミスにより一時心肺停止に陥った後に生還した歯科医のピンカスはそれ以来、幽霊が視えるようになってしまった。

ピンカスが自分達の存在を認識できると知った成仏できない幽霊たちは、この世に残した未練を解消するための協力を求めて彼の元に押し寄せてくる。

【見どころ】幽霊が視えるようになった人間嫌いの男

  • ピンカスは日本のドラマ「結婚できない男」の主人公と共通点が多い。
  • ニューヨークは未練を残して成仏できない幽霊たちで溢れている。
  • 霊が体をすり抜けると生きている人間は必ずくしゃみが出る。

【主要登場人物 / キャスト】霊に憑りつかれる歯科医ピンカス

  • バートラム・ピンカス(リッキー・ジャーヴェイス)
    人付き合いが苦手な歯科医。
    成仏できない幽霊たちに付きまとわれるようになる。
  • フランク(グレッグ・キニア)
    交通事故で命を落としたものの、成仏できずにこの世をさまよう幽霊。
  • グウェン(ティア・レオーニ)
    夫を事故で亡くした後、弁護士と交際するようになったフランクの元妻。

感想(ネタバレ含む)成仏できない霊をこの世に縛り付けているのは残された人たち!?

内科検診で麻酔科医がミスをしてしまい一時的に心肺が停止した後に生還した歯科医が主人公。

この世から退場寸前だったギリギリのところで戻って来たピンカスは、なぜか普通の人には視る事ができない幽霊を認識できるようになってしまった。

ある意味で霊能者になったという事だけど、厄介な体になりましたね。

霊は生きている人間とぶつかっても実態が無いのですり抜けてしまう。
気になったは霊が体をすり抜けた後に生きている人間が必ず“くしゃみ”をするシーン。

別に設定上問題はないのだけど、私は鼻炎持ちで“くしゃみ”をする事が多いので少しゾッとしました。

映画を観てしばらくの間は、くしゃみをする度に変な想像をしてしまうかも知れない(笑)

『オー!マイ・ゴースト』はアメリカの映画なので恐らくキリスト教の考え方に基づいて霊の存在を描いているはずだけど、仏教に馴染みが深い日本人の感覚でも浮遊霊とかは似たようなものですよね。

霊たちはこの世に未練があって天国に行けない状態で彷徨い続けているので、彼らの未練を解消してあげると自動的にお迎えが来るようです。

この作品の設定で興味深いと感じたのが、霊たちが天国に行く事ができない原因は自分自身(本人)ではなという部分。

  • 自分のせいで誰かを死なせてしまったと誤解している人に真実を伝えてあげる。
  • 紛失していた故人との思い出の品を見つけてあげる。
  • 故人が生前に残した手紙を読ませて家族の確執を解消してあげる。

主人公のピンカス先生が霊たちにお願いされる内容は、残された人たちの心を救済する事ばかり。

つまり霊たちにお迎えが来なかったのは、残された人たちが原因だったという事。

たごやま
たごやま

残された関係者たちが故人を天国に送り出してあげる事ができていなかった、という訳ですな。

ある意味で「目から鱗」ですよ。
残された関係者が故人をこの世に縛り付けている可能性もある」という考え方は頭の片隅に入れておいた方が良いかも知れません。

逆に関係者が故人に対して何の未練も持っていないのに成仏しない霊たちは自分自身のワガママでこの世にしがみついているだけなので、いずれ悪霊になったりするのでしょうかね。

主人公ピンカスは故人と残された人を結ぶメッセンジャー

映画を観ていて「もしかしてピンカスのような存在は実際に存在するのかな?」
とちょっと思ってしまいました。

世の中にいる霊能者と呼ばれる人の大半はインチキ臭い。
でも、もしかすると本物も存在するかも知れない。

ピンカスには霊が視えるけど普通の人間には見えないので、霊と会話をしていると完全に危険人物扱いされます。
まあ当然ですけどね。

現実の世界でもたまに見かける事があるじゃないですか、この人は誰と会話をしているのかって人。
視線を落とせば足元に犬がいる場合もあるけど、周囲に誰も居ないのに会話している人の中にはもしかすると・・・という可能性も!?

最後はイイ感じでエンディングを迎えましたが、ピンカスが霊を認識できる体質は変わっていないはず。
それどころかピンカスはラスト近くの出来事で、さらに霊に近い存在になったかも知れない。

霊から仕事を依頼されても報酬はもらえないけど、残された関係者からは確実に感謝されるので得られるものは結構大きいと思う。

ピンカスの場合は精神的な部分(人間性)が大きく変わった。

当初は阿部寛主演のテレビドラマ「結婚できない男」の桑野さんにそっくりな雰囲気だったピンカスが霊と接していく内に徐々に人間らしくなっていくのも、この作品の見どころです。

成仏できない幽霊の依頼で主人公が奔走する内容の映画は邦画でもあります。

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『オー!マイ・ゴースト』を視聴できるサブスク

『オー!マイ・ゴースト』を視聴できる動画配信サービスが見当たらなかったので、私は宅配DVDレンタルを利用しました。