前回までの旅で3つの分霊箱の破壊に成功したハリーたち。
関連記事 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』あらすじ・感想
ヴォルデモートの魂を分割して収めた魔法器を破壊するには特別なアイテムを使用しなければならず、有効だと判明しているのはバジリスクの牙とグリフィンドールの剣。
この2つのアイテムは『ハリー・ポッターと秘密の部屋』に登場。
一回だけ登場するだけの物だと思ったら、シリーズを通しての重要アイテムだった。
いわゆる伏線ですが、原作者のJ・K・ローリングさんは上手いこと考えますな。
最初からそのつもりで設定しておいて何年も経ってから続編に再登場させたりとか、作家さん独自の設計図みたいなものがあるのでしょうね。
思い付きで物語を書き始めて、行き当たりばったりで適当に役割設定をしていては無理が生じるはず。
最初からエンディングまでを考え抜いた上で、登場人物やアイテムに役割を与えているという事。
プロの作家さんならみんなそうかも知れないけど、私のような凡人には全く想像がつかないような思考回路なのは間違いありません。
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2あらすじ
闇の勢力が力を増し続ける中、ヴォルデモートの魂を収めた分霊箱を探し続けるハリーたち。
敵味方入り乱れる最終決戦の場は、スネイプが校長に就任したホグワーツ魔法魔術学校。
【見どころ】ホグワーツ魔法学校で最終決戦
- ダンブルドアに代わり校長になったスネイプ
- ネビル・ロングボトムが頼れる男に成長
- 分霊箱をすべて集めたハリーとヴォルデモートが最終対決
【登場人物 / キャスト】スネイプ校長
感想(ネタバレ含む)スネイプ校長の涙の秘密
ハリーはヴォルデモートと精神の一部が繋がっている状態なので、時々リンクして情報が入ってくると同時に分霊箱が近くにあると何かを感じる体質になっている。
逆にヴォルデモートも同じようにハリーについての情報を得る手段となっている。
お互いにこのリンクを活用して作戦を立てて行動する事になります。
ヴォルデモートは数百人の手下がいるけど、ハリーたちはいつもの三人組。
これは圧倒的に不利な状況。
誰かと精神がリンクしているって、考えたらメチャクチャ気持ち悪いですね。
そんなことよりも、ずっと気になっていたけどハグリットは一体何をしているのでしょうか。
答えは、闇の勢力に捕まって森の中で縛られていた(笑)
最近見かけないと思ったら・・・。
ハリーたちが分霊箱探しの旅を続けている間にホグワーツの校長になったスネイプ。
学校は社会主義的な管理体制が敷かれて非常に窮屈な雰囲気になっていた。
ハリーが入学してからずっと怪しい雰囲気を醸し出していたスネイプ先生が校長になりました。
しかも現在は闇の帝王の配下の中でも筆頭格。
ハリーの両親と同世代で同じ時代にホグワーツの学生だった事と、ジェームズ・ポッターとはそりが合わずに対立関係にあったという事は分かっているんだけど、最終的に・・・
巷ではスネイプ先生がこの作品の陰の主役と言われているそうだけど、ある意味そうかも。
彼に関して映画では省略が多くて分かりにくい部分が多かったけど、小説版で描かれているスネイプに関しては涙なしには読めない。
まあ、私は読んでないんですけど。
分霊箱をすべて破壊しない限り闇の帝王ヴォルデモートは不死身。
つまり、ハリーが勝利するための条件は全ての分霊箱の破壊。
ここで作品のタイトルにもなっている「死の秘宝」の出番。
と言ってもその中の一つは残念ながら既に敵の手にある。
でも全部で3つあるからにはどれかが役に立つはず。
そりゃもう“秘宝”というくらいですからね、何かスゴイ事が起こるはず。
ところで分霊箱って全部で6つのはずなんだけど、なぜか途中から計算が合わなくなってきた。
何か見落としているんやろか!?
ハリーたちは最終学年に進級
最終決戦の時点でハリーたちの世代は最終学年に進級している。
当の本人はずっと旅をしていたので6ヶ月ぶりに学校へ行ったというような描写があったけど、他の生徒たちは学生生活を送っていたみたいで、中でも驚いたのはネビル・ロングボトム。
魔法植物マンドレイクの声を聴いて気絶していたネタキャラだったのに、今では頼れるリーダーに成長。
小説版ではハリー不在のダンブルドア軍団を率いていたのだとか。
思い返してみると、三大魔法学校対抗戦の時 のダンスパーティで勇気を出して女の子を誘った事が自信を付けたのがきっかけかな?
最終話では非常に重要な役回り。
もし彼を最後にこういう使い方をする思惑で当初はドジキャラのイメージを付けていたのなら、J・K・ローリング恐るべしですね。
関連記事 映画『ハリー・ポッター』シリーズ全8作品と登場人物や魔法アイテムの解説
ハリー・ポッターと呪いの子
映画は今回で最終話だけど、続編の小説シリーズ第8巻が出版されています。
タイトルは『ハリー・ポッターと呪いの子』
ハリーたちの死闘から19年後が舞台で、主人公はアルバス・セブルス・ポッター。
偉大な二人の校長から名前を拝借して名付けられたハリーの次男が主人公。
ホグワーツ魔法魔術学校では意に反してスリザリン寮に入寮する事になってしまう。
この作品に関しては舞台化はされているみたいだけど、映画化の可能性は低い感じです。
まだ分かりませんけど、原作者が否定したとかしていないとか・・・
ハリー・ポッターシリーズの映画関連は『ファンタスティック・ビースト』シリーズ。
1926年から始まる物語で全5部作。
新シリーズは大人が主人公なので、主人公周辺キャラの身長が急に伸びたりしないので多少製作期間が延びても大丈夫そうです。
ハリー・ポッターの場合は、新作が公開されるごとに出演者がどんどん大人びて体も大きくなって、特に男性キャラの場合は体格の成長の他に髭が濃くなったりとか、ハリーたちの成長を見るのもこの作品の楽しみの一つでしたね。
『ファンタスティック・ビースト』シリーズの5作目が終了してから、もしかするとその後にハリーの子供世代の物語が映画化されるかもしれません。
映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』を配信しているサブスク
『ハリー・ポッター』シリーズは映画だけで8作品あるので、まとめて楽しみたい場合は動画配信サービスの利用が効率的です。
定額制(サブスク)動画配信サービスは毎月の会費が必要ですが、観たいシリーズ作品を1ヶ月以内に全部観てから解約手続きをして、また同じような状況になったら1ヵ月だけ再入会するというような使い方をしても何の問題もありません。
※この場合は会員資格の停止(休止)というシステムを利用します。
私が利用したのは「U-NEXT」ですが、「Amazonプライムビデオ」や「Hulu」もオススメです。
サービス名 | 月額料金(税込) | 同時視聴できる端末数 | 無料お試し期間 |
---|---|---|---|
U-NEXT | 2,189円 | 4台 | 31日間 |
Hulu | 1,026円 | 4台 | ✕ |
Amazonプライム | 600円 | 3台 | 30日間 |
関連記事 『ハリー・ポッター』関連作品一覧