銀河共和国の政治は腐敗が進み元老院が機能不全に陥る中、通商連合との間で関税をめぐる争いが勃発し、元老院最高議長は事態打開のため共和国の守護者ジェダイに助力を求める。
様々な国で構成される銀河共和国がグダグダな状況になっている事に付け込んだ銀河最大の商人たちの連合組織が攻撃を仕掛けてきた。
銀河共和国と商人たちの争いなんだけど、実際は後の銀河皇帝となるダース・シディアスが暗躍している訳ですよ。
つまりこの人物が商人たちをけしかけて操っているという事。
『エピソード4』では皇帝の立場になっているという事を考えると、この時に共和国を乗っ取ろうと画策しているのでしょうね。
『スター・ウォーズ エピソード1 / ファントム・メナス』あらすじ
共和国の平和な惑星ナブーが銀河通商連合の襲撃を受け、両者の仲裁役を担っていたジェダイの騎士クワイ=ガン・ジンは惑星タイトゥイーンに不時着し、そこで高いフォースの力を秘めるアナキンという少年に出会う。
アナキンのジェダイ騎士団への入団を願い出るクワイ=ガン・ジンに対し、ジェダイ評議会は入団申請を却下する決断を下す。
【見どころ】後にダース・ベイダーとなる男の子供時代
- アナキン・スカイウォーカーがダース・ベイダーになる前の子供時代を描いた物語
- パルパティーン議員が暗躍
- 強敵ダース・モール
【登場人物 / キャスト】怪しい男パルパティーン
感想(ネタバレ含む)元奴隷だったダース・ベイダー
ジョージ・ルーカス監督は本当はパート1から作りたかったとかではなくて、後付けの設定でダース・ベイダーの過去編を製作したというのが真実。
そもそもスター・ウォーズが世界的に大ヒットすると思っていなかった監督は、第1作目『スター・ウォーズ 新たなる希望(エピソード4)』の公開後に全部で9作品になるという構想を膨らませていったそうな。
関連記事 『スター・ウォーズ / エピソード4』あらすじ・感想
今でこそエピソード〇〇と付けられているけれど、当時は付いていなかった。
当初は単発映画の予定だったという話。
監督自身も映画会社の関係者もヒットするなんて思っていなかったらしく、連日映画館に人々が詰めかける様子を見てビビったそうですよ!?
そういう事情を経て「エピソード4・5・6」が制作された後に、「エピソード1・2・3」が制作される事になり、後のダース・ベイダーとなるアナキン・スカイウォーカーの過去編がスタート。
という訳で今回はシリーズとしては4作目だけど、エピソードとしては最初の物語。
アナキン・スカイウォーカーがジェダイ騎士団に入団するきっかけになったのは、クワイ=ガン・ジンというジェダイの騎士にその才能を見出されたからで当時アナキン少年は9歳。
最初は二人のジェダイの騎士が登場して師匠と弟子の関係なのは分かったけど、観始めて約1時間経過後にようやく名前が判明します。
吹替え版で視聴したので聞き逃していただけかもしれないけど。
そしてどちらがオビ=ワン・ケノービなのかと思ったら、若いほうです。
私は当初、リーアム・ニーソンが演じている騎士の方をオビ=ワン師匠なのかと思っていた。
『エピソード4』でアナキンの息子ルークと出会った時は老人だったので、冷静に考えてみると若手じゃないとオカシイですね。
私が勝手に勘違いしていただけです。
関連記事 『スター・ウォーズ / エピソード4』あらすじ・感想
若手時代のオビ=ワンの師匠が、リーアム・ニーソン演じるクワイ=ガン・ジン。
この時代のジェダイ・マスターとして、かなりのヤリ手みたいです。
マスターに命じられてオビ=ワンがアナキン少年の能力値を測定したところ、あの大師匠ヨーダをも凌ぐフォースの力を秘めている事が判明。
でもクワイ=ガン・ジンがジェダイ騎士たちで構成されるの評議会でアナキンの入団を希望するも、心に問題があるとして却下されてしまう。
ヨーダ曰く、アナキンの心には恐怖心が宿っていて、それが怒りに変わり、次に憎しみに発展して今度は苦痛になり、最終的に暗黒面に落ちてしまうとの事。
未来のベイダー卿の誕生を予見するとは・・・さすがは大師匠と思ったら、単にどうなるか分からないから不確定要素がある者の入団は認められないというだけの事。
なんじゃそりゃ!?
ジェダイ騎士って案外慎重派なんですね。
謎の男ダース・モール
銀河共和国と通商連合との争いの裏にいるのは、惑星ナブー選出の共和国議員パルパティーン。
この男は銀河共和国の議員になり元老院の最高議長に上りつめた野心家。
表向きは政治家だけど、実はシスの暗黒卿ダース・シディアス。
シスとはジェダイと同様にフォースの力を操る存在。
ジェダイがライトサイド(光明面)の信奉者なのに対し、シスはダークサイド(暗黒面)を信奉。
今回シディアスは表に出てこなくて、対ジェダイに弟子のダース・モールを派遣。
そしてこの男が強いんですよ。
マスターとオビ=ワンの二人がかりでちょうど良いバランス。
暫く戦闘が続いてからオビ=ワンが後れを取った隙に・・・
師匠!!
運命とは過酷なものですよ。
しかし人間誰しも、悲しい出来事を乗り越えて成長していくのです。
最期はオビ=ワンの怒りの一撃が炸裂!
パドメ・アミダラ女王との関係も気になるアナキン少年は、ジェダイ評議会から独り立ちを認められたオビ=ワン・ケノービの弟子として「エピソード2」に向かいます。
この作品は過去編なのでアナキンが最終的にダース・ベイダーになる事は分かっているのだけど、この無垢な少年が一体どうやってベイダー卿に変貌していくのか興味深い。
そして彼が元奴隷だったという事も判明。
それにしてもマスターは残念でした。
破天荒だけど柔軟な考えを持つ良い人だったのに。
映画『スター・ウォーズ エピソード1 / ファントム・メナス』を配信しているサブスク
新三部作「エピソード1・2・3」は三作品で一つの物語なので、今回はアナキンがジェダイの騎士として歩み始めたばかりで終了。
考えてみるとアナキンが暗黒面に落ちてダース・ベイダーになるまでが描かれるので、新三部作はハッピーエンドではないという事なんですよね。
旧三部作「エピソード4・5・6」を観た後にするか、エピソードの順番通りに観るかは人それぞれ。
どちらから観始めても良いのではないでしょうか。
と言いつつ、なんとなく時系列(エピソード)順の方が良いような気がします。
ちなみに、C-3POやR2-D2の誕生秘話は『エピソード1』で判明。
関連記事 『スター・ウォーズ / エピソード1』あらすじ・感想
関連記事 『スター・ウォーズ』の関連記事まとめ
「スター・ウォーズ」の制作スタジオはディズニー系列なので、映画の関連作品を見放題で楽しむのに最適サブスクは「ディズニープラス」がオススメです。