
『スノー・ロワイヤル』あらすじ
コロラド州の雪深い田舎町・キーホーで長年に渡り除雪作業員として働くネルズ。
彼はその功績と真面目な人柄が認められ模範市民賞を受賞。
しかし翌日、息子のカイルが遺体で発見されたとの知らせを受ける。
幸せの絶頂から失意のどん底に突き落とされたネルズは、あるきっかけにより息子の命を奪った相手を知り自らの手で復讐することを決意。
【見どころ】模範市民に次々と葬られて行く悪人達
悪党を始末した後の処理方法は小説で勉強する模範市民。
【登場人物 / キャスト】闇の仕事もこなす模範市民
感想(ネタバレ含む) | 悪い奴らは全員、除雪!?
復讐劇は、ネルズが模範市民賞の授賞式に出席している時間帯に、空港職員としての仕事を終えてロッカーで着替えていた息子のカイルが何者かに連れ去られた事がはじまり。
いきなりガラの悪い男達が現れ、頭に布を被せられて無理やり車に押し込まれるカイル。
無駄のない動きで標的を拉致するこのやり口、完全にプロです。
車内で変な液体を注射されたカイルは、翌日に遺体で発見されるわけですよ。
遺体安置所でネルズと妻は警察から死因は薬物中毒だと聞かされるが、息子は薬物はやらないと主張。
「親はみんなそう言うんだ!」
と、息子の無実を信じてくれない警察。
とにかく息子を悪人と決めつけてかかっている。
息子の死がきっかけで妻も失意に打ちひしがれ、寄り添ってくれない夫との間に亀裂が生じ始める。
こういう時こそ夫婦の絆が試されると思うのですが、なかなか難しいものです。
小説で得た知識で遺体を処理
ネルズはショックから立ち直れずにショットガンで自ら命を絶とうとするが、カイルの同僚だったダンテが現れ、自分の出来心のせいで無関係のカイルがやられてしまったと告白。
それを聞いて目の色が変わるネルズ。
ダンテの胸ぐらを掴み壁に押し付け、

もっと詳しく教えんかい!
と迫り、ダンテに説明させる。
真相を聞いた模範市民は、息子の復讐を決意。
関係者と思われる悪人たちは次々と除雪されて行きます。
さらに途中で入手した白いブツを処分。
重さは10キロだそうだけど、末端価格でいくら位なんでしょうかね。
ネットで調べたりするのは怖いのでやめておきます。
ある日、奥さんが家を出て行ってしまった。
自分は息子の死により憔悴しているのに、夫は淡々と変わらぬ日常を送っていてショックだったみたい。
妻は裏で夫が何をしていたのかは知る由もなく、何も書かれていない手紙を残していなくなりました。
すれ違いというやつですが、何をしていたか本当の事を言うわけにもいかないジレンマ。
悲しい状況ですな。
ようやく黒幕に辿り着く
妻が出て行ったところで復讐をやめるつもりがないネルズ。
今度は兄の元を訪ね情報収集。
兄のブロックは裏の世界でウイングマンと呼ばれていた人物。
元闇社会の住人と現模範市民の兄弟。
まさかこんな兄がいたとは驚きです。
どうやら連中はニックネームで呼び合っている模様。
それはそうと、ここから変な方向に進んでいきます。
どういう訳か子分が次々に始末されている事に疑問を抱いた組織のボスは、対立組織の仕業だと勘違い。
そして勘違いで攻撃された対立組織は反撃に出て、事態が泥沼化。
ギャング同士が勝手に勘違いして潰し合うという面白い状況。
この時点ではまだ、模範市民の仕業だとは誰も思っていない。
コックスマンの狙いは息子の命を奪った組織のボス・バイキング。
バイキングの組織は地元先住民で構成されるギャングと勘違い抗争中。
なんとなく愉快な三つ巴抗争の行方は!?
息子の復讐に燃えるもう一人の男
この作品において、息子の復讐に燃える父親は2人の人物が該当します。
模範市民ことネルズ・コックスマンと、先住民マフィアのボス・ホワイトブル。
勘違いからバイキングの手下に息子を殺されたという点も共通。
二人はお互いの存在を知らない。
模範市民とマフィアという真逆の存在なので接点など皆無。
最後は、なんだかよく分からないシュールなエンディングを迎えるこの作品。
コックスマンに除雪された悪党の数は相当数に上ります。
そして退場した者は、ロールプレイングゲームような感じで表示される。
基本的に登場人物のほとんどが誰だか分からないんですがね。
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