岡田准一主演『ザ・ファブル』あらすじ・感想 | ファブルと戦った相手は本当に死んでいないの!?

人気漫画『ザ・ファブル』の実写映画1作目。

超一流の殺し屋ファブルが組織のボスから「誰も殺さずに」一般社会で普通に暮らすように命じられる。

とはいえ裏の社会では有名人だから名を挙げたい殺し屋に狙われる訳です。

ボスの言いつけを守りつつ、殺し屋と対決しなけらばならないファブルの活躍が描かれます。

世間からズレまくっている主人公を演じる岡田准一、サポート役のヨウコを演じる木村文乃も良いキャラだけど、二人に振り回される海老原若頭（安田顕）が個人的に一番応援したくなります。

『ザ・ファブル』あらすじ

裏社会で生きる伝説の殺し屋ファブルが、組織のボスの命令で一年間大阪で暮らす事に。
その間に「誰一人殺さずに、一般人として生きる事」が条件。

ボスと昔から付き合いのある地元ヤクザに世話になりながら、ファブルは一般人として平和な日常を過ごす事を心がけるが・・・

【見どころ】一般社会を知らない世間知らずなファブル

• ファブルは芸人ジャッカル富岡にドハマりしている
• 偽妹の洋子も特殊訓練を受けていて強い
• ファブル達を見守るボスは人知れず大阪で暗躍

【登場人物 / キャスト】ファブル本人は至って真面目

• 佐藤明（岡田准一）
  ファブルと呼ばれ裏社会で恐れられる殺し屋。
  ジャッカル富岡というお笑い芸人にハマっている。
• 佐藤洋子（木村文乃）
  瞬間記憶能力を持つ明の偽妹でサポート役。
• 清水岬（山本美月）
  夢の為にバイトを掛け持ちする努力家。
• フード（福士蒼汰）
  ファブルを倒して裏社会で名を上げたい殺し屋。
• 小島（柳楽優弥）
  刑務所から出所したばかりの海老原の弟分。
• 砂川（向井理）
  海老原とはそりが合わない真黒組幹部。
• 海老原（安田顕）
  組長以外でファブルの正体を唯一知る真黒組若頭。
• ジャッカル富岡（宮川大輔）
  明がハマっているお笑い芸人。
• ボス（佐藤浩市）
  明と洋子が所属している組織のボス。

感想(ネタバレ含む)殺し屋が生業を禁止されてどう生きる!?

料亭で宴会をしていた何十人もの裏系の者達を機械のように次々と始末して、何事もなかったかのように去って行った覆面の男。
裏の世界では、意味が分からない位に神がかり過ぎてその存在が都市伝説ではないかと疑われている程の凄腕の人物・通称ファブル。

そんな凄腕の殺し屋が、所属している組織のボスに指示されて大阪で暮らす事になり、

• 一般人として、本来の仕事は忘れて普通に暮らす事
• 大阪にいる間は一人の命も奪ってはいけない
• もし命令に背いたらボス自身がファブルを始末する

と妙な条件を出されます。

ボスの命令は絶対であり素直に従うファブル。
相棒のヨウコと共にボスから餞別としてもらった鳥(インコ)を連れて大阪に向かいます。
大阪での身分は佐藤明。
ヨウコは佐藤洋子という身分を与えられ、現実には血は繋がっていないけど妹という事に。

ボスの思惑は一体何なのか、この時点ではまだ何も分かりません。

おそらく「殺し屋を引退して普通の人間として暮らせ」という事でしょうか。

とにかく世間の感覚とズレまくっている男・佐藤明。
妹の方は表向き常識人なんだけど、裏ではやっぱりちょっとズレている。
二人とも幼い頃からボスに育てられていたそうだから、完全にボスの責任ですね。

この男は基本的に殺し以外の事は何も知らない。
普通に働けるのかどうかも疑問だったけど、ある会社が雇ってくれた。
その雇われ先の社長がまた変人。
ある意味、違いの分かる男。

採用後は何事も無く普通に働いているファブル、アルバイトだけど。

そして面白いのが大阪での世話役の海老原さん。
組長以外に二人の秘密を知るヤクザの若頭なのだけど、完全に明と洋子に振り回される。
大切にしている旧車を触るなと言ったそばから触られるし。
触られるだけではなく中に乗り込まれて涙目になってました。

そして舎弟の小島がどれだけ悪さをしても庇おうとする男気全開の兄貴分でもある。

この人は色々な意味で損な役回りの苦労人。
いるんですよね、こういう貧乏クジ担当の人って。

ボスがファブルを一般人として生活させた理由

明（ファブル）が騒動に巻き込まれている最中、ボスも人知れず大阪入り。
海老原の前に現れ、明を大阪に派遣した理由を明かすシーンがあるのですが、

その他、明と洋子が知らないところで色々とボスが暗躍します。
言いつけを守っているかの確認とか、そういう事も兼ねているのでしょうか。
さすがは元締め。

実力的にはボスとファブルはどちらが上なのか分からないけど、この人も間違いなくスゴ腕です。

ボスは二人の親代わりたいな人だから、やはりアキラとヨウコには普通の幸せを感じて欲しいのでしょうね。

続編 『ザ・ファブル　殺さない殺し屋』あらすじ・感想

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