『アクアマン』あらすじ・感想 | 弟の婚約者と駆け落ちした主人公

『アクアマン』の詳細情報
  • 公開年  : 2018年
  • 上映時間 : 2時間 22分
  • 製作国  : アメリカ合衆国
  • 監督   : ジェームズ・ワン
  • キャスト : ジェイソン・モモア / アンバー・ハード / ウィレム・デフォー / パトリック・ウィルソン / ドルフ・ラングレン / ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世 / ニコール・キッドマン 他

『アクアマン』あらすじ

1985年、海辺で灯台守をしているトムは海岸に打ち上げられた怪我をしている女性を救助。
数年後、二人の間にアーサーと名付けられた男の子が生まれ束の間の幸せな時間が訪れていたが、妻のアトランナは家族を危険にさらさない為に自らの意思で家族の元を去ってしまう。

【見どころ】地上人と海底人のハーフ・アクアマン

  • 弟の婚約者メラ王女と共に駆け落ちのような形で逃亡したアクアマン
  • ブラックマンタは海底人から貰った防護スーツを自分でエアスプレーで黒く塗装

登場人物(キャスト)

  • アーサー・カリー(ジェイソン・モモア)
    アトランティス帝国の元女王アトランナと、人間の父の間に生まれたハーフ。
    水陸両方で呼吸をすることが出来る便利体質の男。
  • メラ(アンバー・ハード)
    海底国ゼベルの王女。
  • バルコ(ウィレム・デフォー)
    幼少の頃のアーサーに色々と指南した、アトランティス帝国の参謀。
  • オーム(パトリック・ウィルソン)
    現アトランティス帝国の王で、アーサーとは異父兄弟。
  • デイビッド・ケイン(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)
    アーサーに父を殺され復讐に燃える海賊。
  • アトランナ(ニコール・キッドマン)
    アトランティス帝国の前女王で、アーサーとオームの母。
  • トム・カリー(テムエラ・モリソン)
    灯台のふもとで毎日妻の帰りを待っている、アーサーの父。

感想(ネタバレ含む)◆もしかして地上の地震の原因は海底人!?

トムに男手一つで育てられ大人になったアーサーは現在、母から受け継いだ海底人としての能力を利用し海の平和を守るアクアマンとして人々から認知されている。

地上に住む普通の人間である父・トムと、実は海底人でありアトランティス帝国の王女・アトランナを母に持つアクアマンことアーサー。

母親は驚きの王女様でしかも海底人。

アーサーはとんでもなく強靱な肉体の持ち主で、軍の潜水艦が海賊に襲われているのを助けに行ったときには、剣で胸を突かれても弾いてしまう。
海底人の全員が強靱なのか、アーサーが王族の血筋で特別なのかは分からないけど、とにかく鋼の肉体を持つ男。
ロケットランチャーが直撃しても、体が後ろに吹っ飛ぶだけで特にダメージを負わないというターミネーター並みの強さ。

アクアマン、母の故郷・海底王国へ行く

ある日、アーサーの前に海底国ゼベルの王女・メラが現れ、現アトランティス王でアーサーの異父弟でもあるオームが地上に侵攻しようとしているのを止めて欲しいと助力を求めてくる。

別の海底王国の王女様がアーサーを訪ねてやって来ました。

メラの船は戦闘機のような形状。
王国の風景を見る限り、どう見ても地上より文明が進んでいる。
地上とは方向性が違う形で進化しているみたいだけど、ビーム砲とか強力な兵器が存在。
もし戦争になれば、地上軍より海底軍の方が間違いなく強いはず。
しかも津波とか起こせるし。

海底のシーン全体が宇宙空間のように非常に美しいCGで描かれていて見応えがあります。

秘かにアトランティス王国への潜入に成功した二人は協力者と共に作戦会議。

そこに突然、兵士が突入してくる。
スター・ウォーズの兵士みたいな戦闘用スーツを着用している。
所々で、海中なのか宇宙なのか分からなくなる作品ですね。

結局不法入国で捕まってしまったアーサー。

メラは現アトランティス王のオームの許嫁なんだけど、この時点で完全に裏切り者。
アーサーと共に地上に逃れる。

メラの父親はオームに同調して地上を攻める気満々で、娘を政略結婚でオームに嫁がせようとしていた。
結局アーサーの母・アトランナ同様にメラも逃走。

弟の許嫁と共に逃げる兄・・・傍から見れば駆け落ちのようにも見えなくもない。

伝説の矛・トライデントを捜索

オームを倒すには初代アトランティス王が所有していた矛・トライデントを入手する必要があり、地上に上がりサハラ砂漠やイタリアで冒険をするアドベンチャーシーンが続く。
そして有力な手がかりを見つけた直後に海底人の兵士を率いたヘンテコな奴が登場。

正体はアーサーに父を殺された海賊。
軍の潜水艦を襲っていたところをアーサーに退治されただけなんだけど、それを逆恨み。

それにしても海賊が潜水艦を襲うって。
世も末ですな。

この男は実は海底人と取引をしていて、試作段階の強力な武器の提供を受けていた。
たぶん潜水艦を襲った時に乗っていた船も海底人から提供されていた可能性が高いですね。

それにしても強化スーツは良いんだけど、ヘルメットのデザインが宇宙人のグレイみたいな形。
最初に海底人から強化スーツを受け取った時は白だったのに、自らエアスプレーで黒に塗装するこだわり派のデイビッド。
何か譲れないものがあったのでしょうか。
黒にカラーリングする事で、彼はブラックマンタとなる。

アーサーはブラックマンタと一騎打ち。
他の兵士達の相手をするのはメラ。
何だか不公平だけど、メラは武闘派でとても強い。
本気で怒らせると怖いんでしょうね。

ブラックマンタを退けたあとは舞台を海底に移す。
そこで思いもかけないある人物に遭遇。
その人に教えられた最後の試練が、これまた過酷。

アクアマンは伝説の怪獣が守る武器トライデントを入手できるのか。
まあ、入手してもらわないと物語がこれ以上進まないんですけど。

アーサー達が大冒険を繰り広げている間、海底ではオームが自分に従わない別の海底国に戦争を仕掛ける。

海底人は、サメとかタツノオトシゴの大きいやつみたいなのが馬代わり。

この作品は吹き替え版で観たけど、タツノオトシゴ的な奴が馬みたいな鳴き声を発したシーンに違和感。
「ヒヒーン」はさすがに(笑)
私がそう聞こえただけかも知れませんが。
でも確かに、「ヒヒーン」だったような・・・

海底人は地上人以上に強力な化学兵器を持っているのに、どうして中世の騎馬戦みたいな事をしているのかと疑問が生じたんだけど、極力建物とか環境を破壊しないように配慮しているのかも知れない。

地上人に戦争を仕掛ける理由も海中に汚水やゴミを垂れ流している事に我慢できなくなったからという事なので、考えてみると海底人の主張って正しいような気がする。
地上人を滅ぼそうとするのは良くないですが。

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今回の『アクアマン』は第6弾。

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