『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』あらすじ・感想 | スーパーマンに自社ビルを壊されたバットマンの復讐!?

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の詳細情報
  • 公開年  : 2016年
  • 上映時間 : 2時間32分(劇場版)/ 3時間 3分(アルティメット・エディション)
  • 製作国  : アメリカ合衆国
  • 監督   : ザック・スナイダー
  • キャスト : ベン・アフレック / ヘンリー・カヴィル / エイミー・アダムス / ジェシー・アイゼンバーグ / ダイアン・レイン / ローレンス・フィッシュバーン / ジェレミー・アイアンズ / ホリー・ハンター / ガル・ガドット 他

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』あらすじ

スーパーマンとゾッド将軍の戦いで自身が経営する会社のビルを破壊され社員が犠牲になった事で、スーパーマンの力を警戒し始めるバットマン。

そして様々な勢力の思惑が交錯する中、遂にバットマンとスーパーマンが直接対決!

【見どころ】スーパーマンを危険視するバットマン

バットマンは体を鍛えているとはいえ中身が普通の人間なので、スーパーマンと直接闘っても勝てない。
そこで彼はスーパーマンを弱らせる事ができるアイテムを入手。

【登場人物 / キャスト】バットマンの正体はダンディなおじさん

  • ブルース・ウェイン(ベン・アフレック)
    長年ゴッサムシティでバットマンとして活動している実業家。
  • クラーク・ケント(クラーク・ケント)
    デイリー・プラネット社の記者だけど正体はスーパーマン。
  • ロイス・レイン(エイミー・アダムス)
    クラークの同僚の記者であり恋人。
  • レックス・ルーサーJr.(ジェシー・アイゼンバーグ)
    レックス・コープの社長。
  • マーサ・ケント(ダイアン・レイン)
    クラーク・ケントの育ての母。
  • アルフレッド・ペニーワース(ジェレミー・アイアンズ)
    ウェイン家の執事兼バットマン関連のメカニック。
  • ダイアナ・プリンス(ガル・ガドット)
    ブルースが行く先々に現れるミステリアスな女性実業家。

感想(ネタバレ含む) | スーパーマン(超人)vsバットマン(普通の人間)

前作のメトロポリスで繰り広げられたスーパーマンとゾッド将軍の戦い はビルの崩壊や多数の死傷者を出すなどの多くの被害が出た。
崩壊したビルの所有者で実業家のブルース・ウェインは、自社ビルと共に複数の社員を失いスーパーマンに対する不信感を募らせる。

クリプトン星から来た宇宙人同士の戦いが地球で繰り広げられた結果、甚大な被害が出たという事なんだけど、コンクリートの壁にぶつかっても平気な顔をしているし、目からビームを出すような連中の戦いだから、もう漫画のような光景ですよ。

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スーパーマンに不信感を募らせる人物

スーパーマンは地球の平和を守るために戦ったという事はみんな分かっているけど、それにしても被害が大きすぎるという思いを抱いた人が少なからずいる。

その一人がブルース・ウェインという人物。
実はこの人、会社を経営する大富豪であると同時に、20年間にわたりゴッサムシティで悪と戦い続けているバットマン本人。
そして執事のアルフレッド・ペニーワース以外に彼の正体を知る者はいない。

スーパーマンは颯爽と敵の前に現れて、超人的な力で悪を粉砕。
その際に一般人が巻き込まれることがある。

対してバットマンは闇夜に暗躍し、犯罪者にお仕置きをした後にコウモリマークの焼き印を体に刻んでそのまま放置。
そもそも制裁対象が犯罪者ではあるけれども、人々から正義の味方というよりも闇の執行人みたいに思われている。

同じ正義でも光と闇の存在。
スーパーマンのやり方は、バットマンの美学に反するという事でしょうか。

ブルース・ウェインがバットマンとしての正体を隠して父の会社を継いで会社経営をしているのと同様に、スーパーマンはクラーク・ケントとして黒縁眼鏡をかけて新聞社で記者として勤務している。

そもそも眼鏡をかけたくらいで、正体を隠せるものなんやろか?
スーパーマンの時は普通に素顔を晒してるし。
今のところ彼の正体を知る恋人のロイス・レイン以外にはバレていない模様。

たごやま
たごやま

絶対におかしい、バレるやろ。
伊達眼鏡をしたくらいで隠せるものなんか?

バットマンなんか変なマスクを被って太い声に偽装しているんやで?

あるアイテムの横取り画策するバットマン

スーパーマンへの不信感を募らせる一方でブルースは別の悪の匂いを嗅ぎ取り、調査を開始する。

そこでクリプトン星人であるスーパーマンを弱体化させるアイテムの情報を入手。
来るべき対決に向けての最重要アイテム。
完全に戦うつもりでいるブルース。

アイテムの名は来クリプトナイト
この鉱物に触れるとスーパーマンは弱体化するとの事。

クリプトナイトの情報を探るためにある人物のパーティに参加したブルースはミステリアスな美女と出会う。
何者なのでしょうか?

とりあえず美女の事は後回しにしてクリプトナイト強奪に動くバットマン。
この男は相手が悪人ならば一切の容赦はしない恐ろしい人物。
クリプトナイトを運搬しているのが悪人と分かった途端、生死を問わず制裁を加える。

敵を葬りつつ鉱石の運搬トレーラーに迫りあと一歩で奪取という時に、突然スーパーマンが現れ車に衝突。
車ごと弾き飛ばされるバットマン。

普通は逆なんですがね。
スーパーマンには常識が通用しない。
ぶつかった車の方がダメージを受けるというね・・・。

スーパーマンは涼しい顔でバットマンの車に近付きドアを無理やりこじ開け、初めて両者の対面が実現。

スーパーマンは、そもそも何をしに来たのでしょうかね?
カーチェイスを察知したから止めに来ただけなのか、それともバットマンに会いたかったのか?

なんだか分からないけど、今回は見逃してもらえました。

悔しい表情のバットマンだけど、まともに戦えば勝ち目が無いので、まずはクリプトン鉱石(クリプトナイト)を手に入れなければならない。
運搬中の奪取には失敗したけど、後日、展示場からあっさりと盗み出す事に成功。
空になった展示ケースにはコウモリマークのエンブレムを残し、誰の仕業かをしっかりとアピール。
ルパン三世か!

お目当てのクリプトン鉱石を手に入れたブルースは、さらにアルフレッドと共に対スーパーマン用の特殊スーツも開発。
これで準備は万全。

その程度で車にぶつかってもビクともしない相手に勝てるとは思えませんけどね。

いよいよスーパーマンと対決するバットマン

そもそもバットマンが勝手に闘志を燃やしているだけで、スーパーマンは別に戦いたいとも思っていない。

クリプトン星人同士の戦いの影響で自社ビルを壊されて社員に犠牲者が出たから、コイツは危険だ、始末しなければならないとある意味逆恨みしているバットマン。

迷惑な話ですよ。
しかもクリプトナイトなんていう危ない物質まで手に入れてるし。

でもスーパーマンもある事情で戦わざるを得なくなる。
ヒーローというのも色々と難儀な商売ですな。

構図としては最新の武器を装備した普通の人間 vs 化け物。

どう考えてもバットマンが不利だけど、クリプトナイトを有効に使って互角の戦いを繰り広げる意外な展開。

その戦いの途中で新たな事件が勃発!
自称正義の味方同士で戦っている場合ではない事態になりました。

さらに謎の美女戦士も参戦。
ブルースが以前出会ったミステリアスな女性が、剣と盾を持って登場。

そういえば、ブルースが悪人から盗んだクリプトン鉱石のデータとは別のフォルダに、メタヒューマンと呼ばれる特殊能力を持つ人間の一人として彼女の情報があった。
しかしそうなると、データ上の推定年齢は100歳を超えている。

年齢はともかく何者?
バットマンより確実に強い。

スーパーマンは別格としても、バットマンと一騎打ちをすれば間違いなく彼女が勝つ、絶対に。
彼女についての情報は『ワンダーウーマン』で描かれます。

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というか、バットマンはあくまで普通の人間なので超人たちと戦ったら瞬殺されるはず(笑)

ヒーローチームの結成を決意するバットマン

今回の戦いをきっかけに、特殊能力を持つ人間 メタヒューマンを集めて正義の特殊チームを作ろうと決意したブルース。
簡単な事ではないと言いながらも、ダイアナも共感している様子。

何だかアベンジャーズみたいになってきましたが、中心となるのがメタヒューマン。
バットマンは例外だけど、他のメンバーは特殊能力を持つ超人。
どんなメンバーが集まるのか楽しみですね。

という訳でDCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)の第2弾は『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』でした。

第3弾 『スーサイド・スクワッド』あらすじ・感想

正義とは真逆の全員犯罪者で結成された特殊部隊。

その中には、とんでもなくヤバいメタヒューマンも含まれる。
ヤバい男:「俺の力を見たいのか、本当か、本当なのか?」
周囲全員:「いいから早くやらんかい!」

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』を動画配信サービスで視聴

DC系の作品はマーベル系と同様に登場キャラが同じ世界観を共有している設定だけど、マーベル映画ほどには連携していない感じがします。

アクアマンやワンダーウーマンを単独で観ても違和感なく楽しめます。

しかし作品数が増えるにつれてにキャラクター同士の関係性を知っておく必要性が生じると思うので、動画配信サービスを利用して一通りの関連作品を観ておいた方が良い気がします。

ただ、今のところ順番にはあまりこだわらなくても良いかもしれません。