映画監督フィリップ・ラショー率いる演劇チームによるフランスのコメディ映画。
事故で記憶喪失になった役者志望の男が、自分が正義のヒーローだと勘違いして暴走しまくる。
『バッドマン 史上最低のスーパーヒーローあらすじ
売れない役者セドリックは新作映画「バッドマン」の主役に抜擢された直後に事故で記憶喪失になり、自分がヒーローだと誤解する。
そして映画の設定を事実と思い込み、各地で大騒動を巻き起こす。
【見どころ】勘違い男が起こす大騒動
【主要登場人物 / キャスト】ラショー作品にハマると抜け出せない!?
感想(ネタバレ含む)DCとマーベルのパロディが満載
フィリップ・ラショーが監督・主演を務める作品の主要キャストは、他の関連作品同様にいつものメンバーで固められています。
ラショーが演じるセドリックは基本的にマジメで常識的な性格。
問題は親友二人ですよ。
セブは変な薬を飲んでいるせいで何度も幻覚を見るし、アダムは親友セブの母親と堂々と付き合っていて常にイチャついているし、どうしようもない連中ですな(笑)
そこが色々と面白いポイントでもあるのですが。
個人的に笑ったのは、セブとアダムが時間差でエレオノールに強制180度開脚させられたシーン。
フランス流のお仕置き方法かな。
この作品はバットマン(DC)やアベンジャーズ(マーベル)等のアメコミヒーロー作品のパロディがふんだんに盛り込まれていて、フランス映画全体がこうなのかフィリップ・ラショーが関わっているからなのか分からないけど、ギリギリ本家から怒られない程度の悪ノリが色々と出てきます。
そもそも映画のタイトルが『バッドマン』ですからね。
ところでエレオノールが緑の粉を全身に被った時に作り手がイメージしていたのはハルクだと思うのだけど、見た目はガモーラにも似ていた。
関連記事 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』あらすじ・感想
どっちが正解かな?
別に深く考察するような事でもないですけどね。
映画『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』を配信しているサブスク
サブスクの「Amazonプライムビデオ」や「U-NEXT(ユーネクスト)」は見放題対象作品の他に、1本ごとに追加料金を支払って視聴するレンタル作品があります。
両者を比較してみると、「U-NEXT」のほうが見放題対象に含まれている映画が多い印象。
月額会費がプライムビデオの約4倍なので、そりゃ見放題作品が沢山ないと困りますけどね。
どちらのサービスも無料期間中に解約すれば一切費用は掛かりませんが、無料お試しは初回利用の人しか適用されません。
サービス名 | 月額料金(税込) | 同時視聴できる端末数 | 無料お試し期間 |
---|---|---|---|
U-NEXT | 2,189円 | 4台 | 31日間 |
Amazonプライム | 600円 | 3台 | 30日間 |
フィリップ・ラショー関連作品の特徴
ノートルダム大聖堂に惨事が起こったり、荷物を取りに来た神父さんがポツリと危険な言葉を発したり、社会ネタが散りばめられているのもラショー作品の特徴。
フィリップ・ラショー作品はボケまくってハプニング満載なのに、脚本が破綻していないのが素晴らしい。
観ていてバカバカしく感じるのに、ストーリーが成立しているって凄いと思う。
『シティーハンター』の実写版を観て、フィリップ・ラショーは本気でコメディ作品と向き合っていると感じた。
フランス映画って不思議な終わり方をする作品もあるけどラショー監督の作品はバカな事をした後は真面目なシーンで締めて、最後は心地良くエンディングを楽しめる。
ハマると抜け出せないタイプの監督かも知れない。
私はキャスト陣が毎回同じチームという部分も含めて好きです。
関連記事 『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』あらすじ・感想
関連記事 『アリバイ・ドット・コム』あらすじ・感想
最後に考察しないと意味が分からない終わり方をされるとモヤモヤが残るので、軽い気持ちで最後まで楽しめるラショー作品はオススメです。
ラショー関連作品とは違って、意味の分からない終わり方をされて今でもモヤモヤしているフランス映画があります。
関連記事 『ザ・ミスト』あらすじ・感想
この映画に関しては、霧が発生した理由は神による選別が始まったという事にしています。
真面目な話、何かしらの皮肉めいた理由が隠されていると思いますがハッキリとは分からない。
ネット配信のサブスクで取り扱いのない映画は、宅配DVDレンタルで借りられる事が多いです。