ストーリーは殺人容疑をかけられたホテルのコンシェルジュが自分の容疑を晴らすために事件の真相を探るという内容だけどコメディというよりも喜劇という雰囲気で、時代設定が1932年という事もありレトロなオシャレ感がある作品でした。
『グランド・ブダペスト・ホテル』あらすじ
得意客である大富豪マダム・Dが謎の死を遂げ、遺産相続人に名前が挙がった「グランド・ブダペスト・ホテル」のコンシェルジュ:ムッシュ・グスタヴは事件の容疑者として疑われる。
グスタヴは弟子のベルボーイ:ゼロと共に事件の真相を追ってヨーロッパ中を駆け巡る。
【見どころ】ムッシュたちの秘密結社
- ホテルのコンシェルジュたちが所属する秘密結社のネットワークが凄い
- 絵本のような幻想的な雰囲気の映像
- ビル・マーレイがさり気なく出演
【主要登場人物 / キャスト】他にも豪華キャストが出演
感想(ネタバレ含む)絵本を読んでいるような雰囲気
客の要望には何でも応えるのがコンシェルジュの仕事。
夜のお供まで仕事の内とは、さすがはムッシュ。
1932年が舞台だから、当時ならではのやり方でお客様を“おもてなし”していたという事なのでしょう。
そして内容はサスペンスなのにコミカル調という気軽に楽しめる作品。
登場人物を覚えるのに苦労しそうだけど、何も考えずに気軽に観ていたらいつの間にか人間関係も自然と頭に入ってきます。
『グランド・ブダペスト・ホテル』は大人になったゼロが昔の体験談を語る構成になっていて、本を開くと立体的になる飛び出す絵本のようなオシャレさを意識している作りで、映画だけど舞台演劇のような雰囲気もあり独特な作風の作品でした。
前半はハッキリ言って内容が分からない部分が多かったけど、後半になって人間関係が把握できてくるとグッと面白くなります。
特に興味深かったのがコンシェルジュの横の繋がり。
他のホテルのムッシュたちがグスタヴを助けるために色々と裏で動いてくれます。
ムッシュのネットワークの中に『ゴーストバスターズ』のビル・マーレイが演じていた人物もいます。
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私はてっきり客として登場すると思っていて最後まで見当たらなかったので、ビル・マーレイがキャスティングされているはずなのにいつまで経っても登場しなくて変だと思っていたんですよ。
まさかコンシェルジュの秘密結社のネットワークに紛れていたとは・・・やられました。
ゼロとアガサの存在が大きい
グスタヴが事件の真相を探っていく過程で大きな役割を果たしたのがゼロとアガサ。
この二人がいなければ事件は闇の中に葬られて、グスタヴは汚名を着せられたまま生涯を終えていたかも知れない。
特にゼロの恋人のアガサは肝が据わっていて、一度覚悟を決めたら信念を貫く人物。
架空の人物とはいえ戦乱の時代を生きた女性は強いですね。
彼女がいなかったら大変な事になっていましたよ。
この作品における事件解決の一番の功労者は間違いなくアガサです。
映画『グランド・ブダペスト・ホテル』を配信しているサブスク
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『グランド・ブダペスト・ホテル』の主人公:ムッシュ・グスタヴ役のレイフ・ファインズは『ハリー・ポッター』シリーズのヴォルデモートを演じた人です。
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