『特捜部Q Pからのメッセージ』あらすじ・感想 | 暴走刑事のカールが今回はとても大人しい

『特捜部Q Pからのメッセージ』の詳細情報

公開年  : 2016年
上映時間 : 1時間 52分
製作国  : スウェーデン・デンマーク・ドイツ・ノルウェー
監督   : ハンス・ペテル・モランド
キャスト : ニコライ・リー・カース / ファレス・ファレス / ポール・スベーレ・ハーゲン / ヨハン・ルイズ・シュミット / ヤーコブ・オフテブロ / ソーレン・ピルマーク 他

『特捜部Q Pからのメッセージ』登場人物(キャスト)

カール・マーク(ニコライ・リー・カース)
特捜部Q所属、破天荒な性格だけど今回は鬱状態で大人しい。

アサド(ファレス・ファレス)
特捜部Q所属、いつも冷静沈着な人格者でカールの良き理解者。

ローセ(ヨハン・ルイズ・シュミット)
特捜部Q所属、優秀な美人秘書で彼女も警察官。

ヨハネス(ポール・スベーレ・ハーゲン)
各地を回っている宗教の伝道師。

あらすじ | 謎の人物PからのSOSメッセージ

特捜部Qに新たに舞い込んだ仕事は、海岸に流れ着いた何者かからの助けを求めるメッセージ。

差出人の名前がPから始まるという事の他にわずかな手掛かりしかない状況で、徐々に事件の真相に近付いていく。

感想(ネタバレ含む) | イスラム教徒と神を信じない男

破天荒刑事のカールはPTSDで現在休職中。
第一作で同僚の刑事の命を救えなかった後悔の念が心にずっと残っているのでしょうか。

オフィスにいるのはアサドとローセの二人だけ。
前回から加わったローセはボクシングを始めた様子で、時々アサドが練習相手になっている。

そんな特捜部Qに別の部署の刑事が、仕事を持ち込んでくる。
海岸に流れ着いた瓶に入っていた紙に書かれていたメッセージには事件の匂いがプンプン。

とりあえず面倒そうだから、アイツらにやらせよう的な感じで持ち込まれた今回の事件。
なんだか便利屋みたいな扱いになっています。

事件が持ち込まれたのはちょうどカールの休職期間が明けたタイミングみたいで、アサドとのコンビが復活。
憂鬱な気分が抜けないカールをアサドが諭すシーンで、
「人生は神秘的なものだと思いませんか?」という問いに、
「・・・思わない。」と表情を変えずに答える無神論者のカール。

表情を見る限りではカールは本気で理解できていない様子。
心の中で(コイツ何言ってんねん?)と思っているのかも。

敬虔なイスラム教徒と神に救いを求めない男。
私には両方ともよく分からない。

日本人は無宗教といわれているけど、受験、病気、就職、縁結び等で神社やお寺を訪れるし、季節ごとのイベントも元々は宗教行事が始まりとなっている事が多いと聞きます。
無宗教ではなくて日常生活に溶け込み過ぎて当たり前になっているから気付いていないだけだと、テレビだ誰かが言っていましたが、まさにその通りのような気がします。

宗教ではなくて、もはや文化として定着してしまっている。

熱心に何かを信仰している訳ではないけれど、時々神様や仏様にお願いをするのが日本人。
クリスマスで盛り上がった一週間後に、お寺に行って除夜の鐘を鳴らす変わり身の早さ。
世界的に見ても、ちょっと特殊な価値観を持っている民族なのかも知れませんね。

犯人は早い段階で登場

このシリーズは比較的早い段階で犯人が分かって、そこからどうやってカール達が真相に辿り着くのかという感じで描かれます。

今回は宗教がらみの殺人事件。

Pで始まる人物からのメッセージと、別の事件が一人の人物に結び付いていく。
前二作に比べるとあまり複雑な要素とかが無くて、カールの破天荒さも控えめ。
というより、普通の仕事熱心な刑事さんになっている。

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今作は『スノー・ロワイヤル』のハンス・ペテル・モランドという人が監督。

前作とは別の監督になったので、雰囲気も少し変わったような気がします。

とはいえ、カールは誘拐された子供の父親に殴られたり犯人に連れ去られたりして色々と痛い思いをするところは変わっていません。
前回は遠くから麻酔銃を撃たれて身柄を拘束されたけど、今回はどうやって犯人に捕まったのかという描写が無かったので、その点は少しモヤモヤが残ります。
※犯人を捕まえたのではなくて、逆にカールが犯人に捕まったという事です(笑)

そして今回は美人秘書のローセが現場捜査に参加。
もしかして彼女は警察官ではなくてただの事務職員なのかと思っていたけど、よく考えてみると事件の深い部分の話をしている会議の時に一緒にいるので、そんなはずはないですよね。
その点は前回からのモヤモヤが解消。

今作では事件解決もさることながら、カールの心の状態が改善されたような描写もあるので、次回作ではどんな雰囲気になっているのか気になります。
前作では金属バットで殴られて病院送りになったりして暴走し過ぎ感があったけど、もう少し破天荒が復活してくれたら嬉しいのですが。

アサドは相変わらず人格者だけど、時々カールの否定的な言葉に怒る時がある。
ちょっと感情的になったりしてお説教。

あと、特捜部Qという部署は今やお荷物部署ではなくて、他の部署がサポートに回る頼りになる存在に変貌。
これに関してはカールが前に所属していた部署の上司が彼の理解者だからという事が大きい。
実績をあげているという事もあると思いますが。

次回作は『特捜部Q カルテ番号64』
過去に発生したナイトクラブのマダムの失踪事件の捜査。

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