『タイム・トゥ・ラン』あらすじ・感想 | ラストの展開はスカッと爽快な気分になる

カジノの売上金を奪った強盗団が仲間の裏切りによりバスジャックをして逃走する羽目になり、警察とマフィアの両方から追われる。

ロバート・デ・ニーロが演じている“冷徹でルールを曲げない主義だけど人情も併せ持っているボス”が粋でカッコ良かったです。

90年代のアクション映画のような雰囲気なので、派手なCGや難しい専門用語が出てくる最近の映画が苦手な人にオススメ。

『タイム・トゥ・ラン』
  • 公開年  : 2015年
  • 上映時間 : 1時間 33分
  • 製作国  : アメリカ合衆国
  • 監督   : スコット・マン
  • キャスト : ジェフリー・ディーン・モーガン / ロバート・デ・ニーロ / ケイト・ボスワース / デイヴ・バウティスタ 他

『タイム・トゥ・ラン』あらすじ

カジノのディーラーをしている男が娘の治療費ための借金をボスに申し込んだものの断られた挙句に仕事をクビになってしまい、売上金の強奪計画を持ち掛けてきた同僚の口車に乗る。

【見どころ】主人公に対してみんなが粋(いき)な対応

  • 主人公ヴォーンは元軍人
  • ポープは冷徹なイメージの裏に優しさを隠し持っている
  • ご都合主義だけど粋なラスト

【主要登場人物 / キャスト】悩めるボス・ポープ

  • ルーク・ヴォーン(ジェフリー・ディーン・モーガン)
    ポープが経営するカジノでディーラーとして働いている元軍人。
    小児がんの娘を抱え、治療費に困窮している。
  • ポープ(ロバート・デ・ニーロ)
    巨大カジノを経営している裏社会の大物。
  • ドッグ(モリス・チェストナット)
    ポープから帝王学を学んだ後継者候補。
  • コックス(デイヴ・バウティスタ)
    カジノで資金洗浄が行われていると気付き、ヴォーンに強盗計画を持ち掛けた男。
  • クリス(ジーナ・カラーノ)
    ヴォーン達がバスジャックする現場に遭遇して追跡を開始した警察官。
  • マルコーニ(マーク=ポール・ゴスラー)
    カジノ強盗事件の指揮を執るFBI捜査官。

感想(ネタバレ含む)SWATも強盗団もポンコツばかり

ポープのカジノから奪った金はマネーロンダリングに関連するものなので、盗まれた側も警察に届け出る事ができないという弱みがあります。

ヴォーン達が警察に追われる理由は、強盗ではなくバスジャックが原因。

つまり金を取り返しに来たマフィアに追われ、さらにバスジャックをした凶悪犯を捕まえる為に警察に追われるという構図になります。

それも全て運転手役の仲間が裏切って途中で一人で逃走したからですよ。
アイツさえ逃げなければ、計画は成功だったのに。

悪事というのは、計画通りにいかないものですな。

それにしても警察がポンコツ過ぎる!

SWAT隊員が走行中のバスに乗り込んだのに、全員が外に叩き出されて作戦失敗。

ヴォーンが元軍人とはいえ、SWATだって屈強なはずなのに速攻でやられてるし。

まあ強盗仲間もポンコツ揃いなんですけどね。

  • ビビッて仲間を見捨てて逃げた運転手
  • 逃げる際にマフィアに撃たれて瀕死の男
  • ゴリラと見分けがつかない脳筋のリーダー

恐らくヴォーン抜きで強盗計画を実行していたら、バカ3人組はあっという間にマフィアに捕まって消されていたでしょう。

関係者がヴォーンに粋な事をしてくれる

ヴォーンは人質からは好感を持たれています。

強盗団のリーダーがあまりにも野蛮人で興奮したゴリラと見分けがつかない男だったので、紳士的なヴォーンに好感を持ったのだと思います。

決定的だったのはバスの運転手を助けたシーン。

バスの中でずっと事の成り行きを見てきた人質たちは「この男はゴリラと違って悪い人間じゃない」と見抜いた訳ですよ。

ご都合主義と言えばそうだけど、ラストは人質に限らず他の人物もヴォーンに対して粋な事をしてくれます。

マフィアのドッグと強盗団のコックスという二人の人物が、ヴォーンの好感度を上げたのは間違いありません。
この二人が絶対悪だったから、尚更ヴォーンに対する周囲の評価が高まったのだと思います。

「感謝の言葉なんていらない、黙って受け取っておけ。」
という感じのヴォーンに対する“粋”な対応が本当に心地良くて、ラストはスッキリとした気分になれる作品でした。

映画『タイム・トゥ・ラン』を配信しているサブスク

今回私がサブスクのU-NEXTで視聴した『タイム・トゥ・ラン』は少々マイナーな作品ですが、主演のジェフリー・ディーン・モーガンは他の映画でバットマンの父親トーマス・ウェイン役を演じています。

関連記事 『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』あらすじ・感想

今作のポープ役のロバート・デ・ニーロは強面の役が多いイメージですが、個人的には70歳の新入社員を演じた『マイ・インターン』という映画がオススメです。

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『タイム・トゥ・ラン』は内容がリーアム・ニーソン主演の『トレイン・ミッション』に通じるものがあるような気がする。
私は何となく“主人公に対する周囲の人たちの粋な対応”に共通点を感じました。

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