前作から実際に10年という月日が流れての続編。
妹のリトルロック( アビゲイル・ブレスリン )は二十代前半になり、すっかり外見が変わっちゃいました。
前作で12歳くらい、さらにその前の『リトル・ミス・サンシャイン』に出演していた時はまだ10歳くらいなのでその成長に驚きます。
少々ポッチャリなのは変わっていないですが。
『ゾンビランド:ダブルタップ』あらすじ
世界中にゾンビウィルスが蔓延してから10年の月日が流れた。
タラハシー・ コロンバス・ ウィチタ・ リトルロックの四人はまだ逞しくゾンビランドを生き抜いていた。
当時十代前半だったリトルロックは大人になり、父親的存在のタラハシーに対して遅めの反抗期のような態度をとるようになり、姉のウィチタも恋仲のコロンバスとの間にある事が原因で距離が出来る。
【見どころ】ゾンビランドで10年も生き抜いていた四人
- 前作から実際に10年経過しているのでリトルロックの外見がすっかり変化
- タラハシーと趣味の合うネバダ姐さんが登場
- コロンバスが浮気
登場人物(キャスト)ネバダ姐さんはビル・マーレイのファン
感想(ネタバレ含む)ネバダはビル・マーレイの仇を探している
メンバーの年齢構成は、最年長のタラハシーは50代、姉のウィチタと恋人のコロンバスがアラサーの年代。
最年少のリトルロックは世界が無事だったならば大学生くらい。
今回はリトルロックが遅れてきた反抗期のような感じになり、家族同様に過ごしてきたみんなの前から姿を消してしまいます。
そして姉のウィチタも妹の反抗期発症のタイミングでコロンバスにプロポーズされちゃって、どうして良いか分からずに、姉妹揃って家出しちゃうわけですよ。
タラハシーはリトルロックの事を本当の娘を見るような感覚で少し過保護気味。
姉には恋人がいるけど、自分には父親代わりのおっさんしかいないという不満があったのかも知れない(笑)
そして姉妹が家出中にコロンバスが浮気しやがった。
気持ちが浮つくという意味でこの言葉が出来たと思うけど、まさにこの時のコロンバスそのもの。
この映画の世界は所々に生き残っている人たちがいて、それぞれにゾンビから身を守る術を身に着けてなんとか暮らしています。
不幸中の幸いだったのが、皮肉にもアメリカは銃社会なので武器の調達は容易だという事。
アメリカって普通にショッピングモールのテナントにガンショップが入っているそうですね。
スポーツ用品店で自転車コーナーの横に銃が並んでいたりとか。
年齢や身分確認など最近は購入時のセキュリティ面が厳しくなったそうですが、ある意味で銃が生活に溶け込んでいる感じでしょうか。
※私の勝手なイメージです。
日本ではせいぜいホームセンターで包丁や農業用の鎌が手に入る程度なので、ゾンビランドと化した世界においては日本がどうなっているのか想像するだけで恐ろしい。
つまりゾンビに対抗するための強力な武器を入手しにくいという事。
アメリカ人は現在でも忍者や侍が存在して、どの家にも刀が備えられているのが日本という国だと誤解している人がごく一部だけどいるのだとか。
銃刀法違反で大変なことになるので、日本刀なんて許可を得たコレクターしか持っていませんよ。
リトルロックがヒッピーの集落に消えた
コロンバスの浮気はウィチタの突然の帰宅により、あっという間に発覚します。
でも、そんな事に構っている余裕がない。
リトルロックがヒッピーの若者と一緒にどこかへ行ってしまったらしい。
そして捜索の旅の途中で出会ったゾンビたちがこの10年間で進化している事が判明。
知能の高いゾンビやターミネーター並みにしぶといコロンバス命名のT-800、そして素早い身のこなしで暗躍する通称ニンジャなど様々なタイプのゾンビがいるという事実。
考えると怖いですよ、これは。
知能の高いゾンビがリーダーとなって、T-800やニンジャを上手くコントロールするようになっちゃったら・・・
今回はそういうシーンは無かったけど、もし次回作があるとすればその辺を絡めると面白い気がします。
今までは本能の赴くままに街を彷徨っているだけだったけど、統率のとれたゾンビ軍団が誕生してしまったら完全に終わりです。
捜索の旅の途中に怪しげな建物の前で姉妹が家出した時に乗って行った車を発見。
中に入ってみるとエルビス・プレスリーの博物館のような様相。
人気が無く、リトルロックの姿もない。
エルビスファンのタラハシーは興奮しながら設置されていたピアノを弾いてみる。
すると次の瞬間、何処からともなく現れた怖い感じの女性に銃を向けられタラハシーは降参。
彼女の名前はネバダ。
タラハシーと同年代で、一人でゾンビランドを生き抜いてきたタフな女性。
しかもエルビスの大ファン。
意気投合した二人は、大人の関係になっちゃうわけですよ。
その前にタラハシー&コロンバスそっくりなコンビが現れてひと騒動があったけど、まあそんな脇役の事はどうでもよろしい。
タラハシーとお似合いのタフなお姐さん・ネバダ。
いいじゃないですか。
ところで、姐さんは気になる発言をしていました。
「ビル・マーレイをヤッた奴を許さない!」
確か10年前に四人はハリウッドで彼に・・・いえ、何でもありません。
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姐さんがゾンビを銃で撃つ時の決め台詞は
「Hasta la vista(地獄で会おうぜ), baby」
どこかで聞いたようなセリフ。
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今回はリトルロックの反抗期騒動と、タラハシーとネバダ姐さんとの出会い、そしてゾンビが複数のタイプに進化しているという衝撃の事実が判明しました。
ちょっとこれ、さらなる続編を作って欲しいです。
映画『ゾンビランド:ダブルタップ』を配信しているサブスク
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リトルロック役のアビゲイル・ブレスリンの子役時代の出演映画もあるので、それも一緒に観ると楽しいと思います。
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