「呪いのナイフ」の魔力によって女子高生と殺人鬼の体が入れ替わってしまうコメディ作品。
男性の中身が女性の人格に入れ替わるとオネエっぽくなってしまう。
こればかりは仕方ありませんね。
人格が入れ替わった事で体の性能の違いに戸惑うシーンも面白い。
『ザ・スイッチ』あらすじ
呪われたナイフ「ラ・ドーラ」の魔力により殺人鬼ブッチャーと女子高校生ミリーの魂が入れ替わってしまう。
24時間以内に肉体を取り戻さないと永遠に元の状態に戻れない事が判明し、ミリーは友人たちの協力を得て、自分の体を取り戻すためにブッチャーを追う!
【見どころ】中身が女子高生のオッサンが面白い
- オカルト的だけどホラー要素が少なくてコメディ寄り
- 女性の人格が男になるとクールな雰囲気になり、男性の人格が女になるとオネエになる
- 急速冷凍装置は使用方法を誤ると大変な事になる
【主要登場人物 / キャスト】大柄な男が突然オネエに
感想(ネタバレ含む)少女の魂を持つオッサンが終始面白い
殺人鬼と女子高生の魂が入れ替わって、お互いの肉体が交換されてしまうという内容。
オッサンは療養所から脱走した殺人鬼で、女子高生は地味系グループ所属。
最初は変な仮面を被っていて「13日の金曜日」というワードが出て来た事からジェイソンを意識したグロ系な感じなのかと思ったら、オネエと化したオッサンが自分の体を取り戻すために奮闘するコメディ系だった。
ジャンルの分類としてはコミカル系ホラーでしょうか。
怪力の大男と華奢な少女の体が入れ替わり、それぞれが今までとは違う自分の体に戸惑っている姿が興味深かった。
まあ戸惑わない人間なんて皆無でしょうけど。
今までは怪力で思う存分暴れ回る事ができていたけど少女の身体になってからは力負けするようになった殺人鬼、片や自信がなくいつも消極的だったミリーは自分をイジメていた男子生徒に仕返しができてスッキリ!
とはいえ、入れ替わった体に慣れてくると何かとミリーが不利になります。
地味な娘が男っぽいクールな雰囲気に変わったら周囲は好意的に受けとめられる事が多いけど、オッサンが少女化したら不気味がられるだけ(笑)
LGBTの理解が進んでいる若い世代ならともかく、大柄なオッサンがいきなり女性化するとちょっと変に見られるのが普通ですよね。
これは可哀そうだけど仕方が無い。
男とは、色々な意味で悲しい生き物なのです
ブッチャーのターゲットは嫌な奴ばかり!?
作中で退場するのはミリーをイジメていた連中がほとんど。
これは偶々そうなったというだけでブッチャーが選り好みした訳ではないのだけど、この点は観ていてスッキリしました。
でも定番のやられ方をした連中はともかく、ミリーの同級生ライラーの最後は悲惨すぎた。
いつも取り巻きを連れてミリーに嫌味を言う性格の悪い少女なのだけど、急速冷凍装置に入れられてカチカチに凍って退場という衝撃的な最期。
この作品のクリストファー・ランドン監督いわく、アメリカでは多くの高校に設置されていて疲労回復目的で使われているそうな。
日本では美容系の施設に設置されているイメージだけど、アメリカでは普通に高校生が使っているんですね。
しかし使用方法を誤るとターミネーター2のT-1000みたいになって、
最後は「地獄で会おうぜ、ベイビー」な感じになるので注意が必要です。
関連記事 『ターミネーター2』あらすじ・感想
ライラーに関しては、さすがに気の毒過ぎて少し同情してしまいます。
映画『ザ・スイッチ』を配信しているサブスク
『ザ・スイッチ』のクリストファー・ランドン監督の映画はユニークな作品が多いです。
ただグロいというだけではなくてコミカル要素が入っているのが特徴。
関連記事 『ハッピー・デス・デイ』あらすじ・感想
「Amazonプライムビデオ(アマプラ)」で動画配信サービスでまとめて視聴できますが、全ての作品が見放題対象とは限らないのがデメリットです。
※見放題対象ではない作品はレンタル作品として1本ごとに追加料金が必要。
関連記事 『Amazonプライム(アマプラ)』の特徴と入会登録の方法
ネット配信のサブスクは「見放題」と「レンタル作品」がありますが、全ての作品をレンタルできる宅配DVDレンタルサービスもオススメ。
ただし、借り放題だけど在庫がなければ借りられないのがレンタルDVDのデメリット。