人間界の叔母夫妻の家から、不死鳥の騎士団やロンとハーマイオニー達と共に安全な場所に移動するハリー。
その道中でマッド・アイが敵にやられてしまってあっさりと退場してしまった。
ヤリ手の闇払いでリーダーシップもあったのに、これはかなりの痛手ですね。
その後、ハリー・ロン・ハーマイオニーの三人は分霊箱探しの旅に出発。
いつの間にかハリーが「姿くらまし」という瞬間移動の魔法を習得していた。
調べてみると一定の年齢になると魔法省指導の下で講習会に参加できるようで、ハリーも恐らくはその時に覚えた模様。
一説には6年生の時に講習を受けられるようになるという情報が。
映画では描写されていないけど、小説版では詳しく載っているそうです。
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』あらすじ
スネイプによってダンブルドアが殺害されるというショッキングな出来事が発生した少し後、ハリーは学校へ戻らずにヴォルデモートの分霊箱を探す旅に出る。
同調したロンとハーマイオニーと共に各地を調査するが思うようにはいかない。
その間にも闇の勢力は力を増していき、遂に魔法省を支配下に置いてしまった。
【見どころ】分霊箱を探す旅
- ヴォルデモートの魂を分割した分霊箱は7つ
- ハリーたちは最終学年に進級
- 魔法アイテム「死の秘宝」は実在する
【登場人物 / キャスト】マッド・アイがあっさり退場
感想(ネタバレ含む)実在する死の秘宝
その場から消える事を「姿くらまし」、移動先に登場する事を「姿あらわし」と呼ぶそうな。
映画では色々と省略されているのでよく分からない部分も多いけど、少なくともハーマイオニーは試験に合格して完全に習得しているみたいです。
ハリーはもしかすると仮免許のような状態かも知れない。
ロンは誕生日の関係なのか、まだ講習を受けていない感じ。
しかし便利な魔法ですね。
これが使えると使えないとでは大違いだけど、失敗すると体がバラバラになってしまうという恐ろしい代償を払う事になる。
ロンも一度ヤバい事になりかけたんですよ、これが。
ハーマイオニーの四次元ポケット的なバッグから治療薬を取り出して事なきを得たけど。
今回のメインテーマであるヴォルデモートの分霊箱とはどんな代物なのかというと、魂を分割して特殊な器に保存する事により、肉体が滅んでも魂が無事なら死ぬことは無い状態を作り出す魔法。
ハリーと戦った時は分霊箱を作った後だったので自分の肉体が滅んでもヴォルデモートはこの世に留まることが出来たという訳です。
用意周到に計画して行動をする用心深い性格なのでしょうかね。
つまり分霊箱が作用している限りは倒すことが出来ない厄介な存在なので、何としても全ての分霊箱を見つけ出して破壊する必要がある。
ヴォルデモートは自分の魂を7つに分割して6つの分霊箱を作成。
魂の1つは本人の体に宿っている。
ただ対決して倒せば良いというのではないのが、ラスボスという感じがしますね。
今回は分霊箱の一つ「サラザール・スリザリンのロケット」の破壊を試みます。
シリウス・ブラックの生家で使用人をしていた屋敷しもべ妖精のクリーチャーからの情報を元に、一行はロケットを入手するために変身魔法を使って魔法省に潜入。
目的の品を持っていたのは何とあの憎きオバハン、ドローレス・アンブリッジ。
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』でケンタウロスに連れ去られて退場したはずなのに、しれっと復活して、さらに出世してやがった。
関連記事 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』あらすじ・感想
最終的にオバハンに一撃喰らわせてロケットの入手には成功したけど、ここから先がそう簡単には行かない。
こういうRPG的な要素が見ていて楽しい部分なんですよね。
実は今回登場する分霊箱は1つだけで残りは次回に持ち越し。
焦らしてくれますね、半分を残して最終話とは。
そんな事よりも、ロンが情報収集のために聞いていたラジオから驚愕の情報が流れてきた。
ホグワーツの校長にスネイプが就任したって話ですよ。
アンブリッジのオバハンはどうでも良いとして、スネイプはちょっとヤバいですね。
そういえば純血主義のヴォルデモートは、マグル(魔法が使えない人間)の血を引くスネイプの事はどう思っているのでしょうかね?
優秀な魔法使いであれば半純血が部下でも気にしない、身分に関係なく能力で取り立てる織田信長的な価値観の持ち主なのでしょうか。
それとも、都合よく使い捨てにするつもりなのかも!?
死の秘宝にまつわる物語
分霊箱の他に興味深いエピソードが「三人兄弟の物語」
ある所に三人の魔法使いの兄弟がいて、氾濫している川を渡るために魔法で橋をかけて渡ったところ、「死」が悔しがったという。
たぶん死神の事だと思います。
話によると、三兄弟はこの川で命を落とす予定だったのだとか。
命を落とさなかった賢い三兄弟に「死」がご褒美をくれる事に。
「頑張った君たちにプレゼントをあげよう、望むものを何でも言ってごらん?」
意味が分からん、メチャクチャ怪しい。
普通に考えたら何かの罠だけど、本当にご褒美をくれたそうな。
「死」って意外といい奴やんと一瞬思うけど、なんか違う気がする。
長男は最強の杖を貰い、次男は死者を呼び起こせる石を貰った。
でも長男は泥棒に杖を狙われて結局命を落とす。
次男は亡くなった想い人をこの世に呼び寄せたけど、その女性はこの世に馴染めなかったことから次男の方が自ら命を絶ってあの世に行ってしまった。
二人は自ら望んで入手したアイテムによって命を落としたので、「死」の罠とかではないみたいだけど、結果的に「死」が二人の魂を手に入れた。
対して三男が入手したのは「透明マント」
現在ハリーが所有しているアイテムですね。
最後は天寿を全うして「死」の元に行ったけど、非業の死を遂げる事は無かった三男。
これは「三匹の子豚」の童話をベースにしているのかも知れませんね。
結局得をしたのは末っ子の三男だけというのが共通点。
消息筋の情報では、この三男の末裔がハリー・ポッターなのだとか。
おとぎ話に出てくるアイテムの透明マントが実在しているという事は、残りの二つのアイテムは何処にあるのでしょうか?
魔法界でも誰も信じていないような話だけど、ちゃんと実在します。
映画ではそのアイテムが重要な役割を果たすけど、詳しい経緯は省かれています。
小説には詳しく記述されているみたいなので、興味のある方は小説をご覧ください。
杖は「ニワトコの杖」という名前で、魔法界最強の力を持つ杖。
色々なことが出来そうな杖だけど、命を狙われるのは嫌ですね。
寝込みを襲われるかもしれないのでゆっくり眠る事も出来なくなる人生なんて・・・
この杖は手に入れるチャンスがあったとしても、あまり欲しくない。
石は「甦りの石」という名前の通り死者が蘇るけど不完全な状態で復活する感じなので、石に関しては取り扱い注意のアイテム。
完全復活しない時点で、何か裏があるんですよきっと。
ところで、この石を「死」に対して使ったらどうなるのでしょうか?
「効かんな!」とか言われて返り討ちに遭って、一名様あの世へご案内となってしまうかも!?
ちなみにトム・マールヴォロ・リドルが次男の末裔だとか・・・。
『ハリー・ポッター』シリーズは次回でいよいよ最後です。
最終話 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』あらすじ・感想
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