
主人公のロイはあの世に行く3秒前にベッドで目が覚めて、目の前の殺し屋を始末するところからスタート。
この時点で100回以上も同じ朝を繰り返している。
タイムループ現象が起こる条件としては、ロイが命を落とす事。
そして次の瞬間にベッドで目を覚ます、という繰り返し。
他のタイムループ作品と比較すると、ループに陥る条件は同じだけど殺し屋が刃物を自分に向けている途中で目が覚めるという状況がヤバ過ぎる。
そしてラストは意味深な終わり方だった。
『コンティニュー』あらすじ | タイムループに陥った元軍人
元特殊部隊員のロイは、目覚めた瞬間から正体不明の暗殺者に命を奪われてはその日の朝に戻るタイムループに陥っている。
何度も同じ1日を繰り返すうちに、前日に科学者である元妻から伝えられた言葉を思い出す。
ロイは試行錯誤しながら同じ日々の中で学習し、遂にタイムループを脱出する手がかりを発見。
【見どころ】死んだらまた同じシーンからやり直し
- すでに何度もタイムループを経験しているタイミングで物語が始まる
- いつもと違う行動をとってみると結果が変わる事に気付く主人公
- ラストは意味深な展開
【登場人物 / キャスト】ラスボス役はメル・ギブソン
感想(ネタバレ含む)ロイが命を狙われている理由
とにかく目覚めてから3秒しか猶予が無い訳ですよ。
映画では100回以上同じ事を繰り返している関係で目覚めた瞬間に華麗に攻撃をかわしているけど、初期の頃は急に動いたせいで首の筋肉がつってゲームオーバーになった事も絶対に有るはず。
私も急に動くとたまに首や肩がピキッてなるんですよ。
もうそうなったら数十秒は動けなくなりますからね。
その場合は痛みで悶絶する事なく的にやられてまた翌朝にコンティニューなので、ある意味便利かも(笑)
ロイがなぜ殺し屋に命を狙われているのかというと、タイムループを発生させるマシンを開発中の元妻のジェマが彼に助けを求めたから。
ジェマは科学者で、とある研究所で装置の開発を行っているのだけど、上司のヴェンター大佐が装置の完成後に何やらヤバい事をしようとしている事に気付いて、特殊部隊出身の退役軍人であるロイに野望を打ち砕いて欲しかったと、まあそんな感じです。
ちなみにロイの今の状況(タイムループ)を作ったのはジェマ。
元スパイである大佐はロイがただ者ではないと見抜いて、とりあえず消しておこうという事で暗殺者を差し向けたのだけど、タイムループの当事者となっている事までは把握していない。
タイムループを抜け出す条件は装置を使ってリセットする事。
でもその前に、邪魔者となる暗殺者や大佐を片付けないといけない。
この作品はゲームを実写化したような雰囲気だけど、最近のものではなくて下手をすると30年くらい前のファミコンソフトで有りそうなストーリー。

ジョー・カーナハン・・・1969年生まれ。
なるほど、監督はファミコン世代やな。
内容も複雑な部分は無く、どちらかというと単調な部類に入る。
とはいえ別に貶しているのではなく、むしろ面白い作品でしたよ。
同じ1日の繰り返しと言っても、ロイは色々と分析して学習して実験的に様々な行動に出るという成長を見せます。
いわゆる「トライアンドエラー」というやつですな。
こうしてデータを蓄積していく事で、確実にクリアへ近付いて行く。
経験値を積んでレベルアップをしていくRPG要素もある映画。
絶対にこの作品はテレビゲームがベースになっているはず。
単調な毎日は少しの意識で変化する
同じ1日の繰り返しの中で毎回少しずつ違う行動をとるようにすると、それだけ違う結果になって必要なものが浮き彫りになっていく。
これは映画やゲームに限った事ではなく、リアルな人間の行動にも当てはまる大切な事ですよね。
タイムループに陥っていなくても、同じことを繰り返す毎日に絶望感を抱いている人は、いつものルーティーンの中にほんの少し違う要素を入れるだけで、いい気分転換になると思います。
ロイのように命を狙われているような人はそうはいないでしょうけど、いつもと違う行動をとるだけで違う景色が見える事もあるのでは?
悪いように考えると、いつもと違う行動をとったせいで遅刻するかもしれない。
でもプラスに考えると、新たな出会いが訪れるかもしれない。
それは人だったり、物だったり、店だったり。
単調な毎日に変化を求めるなら、日常に少しだけ非日常を取り入れる事で何かしらの変化が起こるかもしれないという事ですよ。
人生が変わるきっかけなんて、ほんの些細な事が原因だったりしますからね。
この作品は全体的にゲームっぽい演出で面白い映画ではあったのだけど、ラストシーンはちょっと不満が残るというか何というか・・・
あのエンディングから考えられる可能性は3つ。
- ハッピーエンド
- バッドエンド
- またしても朝から始まるコンティニュー(笑)

1番以外は絶望やで!
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