エディ・マーフィが主演のファンタジー系クリスマス映画。
家をクリスマス仕様に飾り付けるコンテストで優勝する為に奮闘するコメディだけど、それだけではなくて性悪エルフに騙されて契約を結んでしまったせいで変なゲームに強制参加させられる。
『キャンディ・ケイン・レーン』あらすじ
毎年開催されるクリスマスに家を飾り付けるコンテストで優勝を目指すクリスは、初めて訪れた店で材料を購入した時の決済で署名したレシートが性悪エルフとの契約書だと知り、かけられた魔法を解除するために理不尽なゲームに参加する。
【見どころ】細かい字ほど丁寧に読まないといけない
- ペッパーとのゲームに負けるとクリスはガラス人形になってしまう
- 契約書は解釈次第で自分に有利になる
- サンタクロースのソリはジェット仕様なのでトナカイは不要
【主要登場人物 / キャスト】性悪エルフもサンタには弱い
感想(ネタバレ含む)あの5人組はペンタトニックス
『キャンディ・ケイン・レーン』は2023年の作品で、主演のエディ・マーフィは62歳。
昔と比較するとオジサンになったけど、お父さんキャラとして良い味を出しながらも主演の座はまだ若手に譲るつもりはない雰囲気でした。
こういう作品は子供達が主役として扱われそうなものですが、さすがにそこはエディ・マーフィ。
そして歯を見せながらの笑顔は相変わらずで安心感があります。
主人公のクリスは郊外のクリスマスショップで大量の買い物をして決済にクレジットカードを使用するのだけど、レシートが性悪エルフ・ペッパーとの契約書も兼ねていて決済のサインを書いた時点で契約成立となる仕組みとなっていました。
ペッパーは細かい説明書きは読まなくても良いとして説明責任を放棄して署名を促していたし、サインした後はクーリングオフが出来ないという理不尽な仕様。
日本なら完全に詐欺ですよね。
あと重要な事は小さい字で記載されているというのが腹立たしい!
アメリカの法律ではどのような規定があるのか分からないけど今回の契約相手はエルフ(妖精)なので、もしかすると人間の法律は適用外になるのかも知れません。
契約内容は期日までに決まった数のリングを集めないとクリスは10cm位のガラス人形にされてしまうというもの。
ペッパーは元々サンタクロースのアシスタントだったらしいけど、性悪過ぎて追放されたそうな。
こんなのを人間界に解き放ったサンタさんにも大きな責任がありますよ。
サンタさん、アンタ何やってんねん!
クリスの子供達の才能が素晴らしい
クリスは妻と3人の子供の5人家族。
昔から子は親の想像を超えてくると言われますが、両親の母校ではなく自分で選んだ大学を目指す長女、音楽の才能が素晴らしい長男、そして末っ子の次女は全体を見渡せる指揮官タイプ。
この子達は親がレールを敷いてあげなくても間違いなく自分達の力で人生を切り開けます。
子がどのように成長するかは親の接し方次第。
そういう意味ではクリスとキャロルは最高の両親だと思います。
それにしても長男の音楽の才能は突出し過ぎていないだろうか。
クリスはチューバ奏者なんかじゃ食っていけないから別の道を目指せと言っていたけど、パソコンを駆使して自分で作曲するし、バンドのメンバー達に的確に指示を出すし、何やらダンスも上手い。
数学は小学生レベルだけど、将来的に音楽家として世界に通用しそうな気がする。
長女や次女の将来も心配なさそうだけど、とりわけ長男は大物になりそうな匂いがプンプンです。
奥さんも職場で出世できて良かったですが、最後に驚いたのは会社を解雇されてどうなるのかと思っていたクリスの転職先。
面倒な奴を押し付けられていた様子もあったので、サンタさんの粋な計らいというよりも「あとは任せた」的な責任放棄の側面が強いようにも思えます。
この件は将来的に次女がクリスの跡を継げば問題なさそう。
何にしても悪い終わり方ではなく、家族みんなで楽しい気分でラストを迎えられるクリスマス映画でしたけどね。
ちなみにいつも話の途中で割って入ってくるコーラス5人組はペンタトニックス。
ペンタトニックス(Pentatonix)とはアメリカ合衆国の5人組アカペラグループ。
どうやら彼らもペッパーに騙されて人形にされていたようです。
映画『キャンディ・ケイン・レーン』を配信しているサブスク
『キャンディ・ケイン・レーン』は「Amazonプライムビデオ(アマプラ)」のオリジナル独占配信の映画なので、現在のところ他の動画配信サービスで視聴する事は出来ません。
エディ・マーフィは1980年代から活躍しているので、様々な映画に出演しています。
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個人的には80年代から90年代前半にかけての作品が好きです。
『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズも面白いですよ。