『フェイス / オフ』あらすじ・感想 | ニコラス・ケイジに凶悪犯役は似合わない

フェイス / オフ

FBI捜査官と凶悪テロリストの顔が入れ替わった事で、お互いが立場を利用して本来の目的を遂げようと暗躍するアクション作品。

顔を入れ替えるまでは良かったけど、植物状態のはずのテロリストが意識を取り戻したことがきっかけで大変な事態になります。

ニコラス・ケイジの顔で悪役なのは違和感を感じたけど、途中から立場が反転して違和感が解消した。

逆にジョン・トラボルタは怪しい悪人役が似合う。

『フェイス / オフ』の詳細情報
  • 公開年  : 1997年
  • 上映時間 : 2時間 18分
  • 監督   : ジョン・ウー
  • キャスト : ニコラス・ケイジ / ジョン・トラヴォルタ / ジョアン・アレン / ジーナ・ガーション / アレッサンドロ・ニヴォラ / ニック・カサヴェテス / ドミニク・スウェイン / コルム・フィオール 他

『フェイス / オフ』あらすじ

正義感の強いFBI捜査官アーチャーは、テロリストのトロイの逮捕に成功したものの爆弾が仕掛けられた場所が分からず、植物状態のトロイの顔面を自分に移植して刑務所に潜入する。

一方、意識を取り戻したトロイは医師を脅しアーチャーの顔面の移植させて刑務所に現れる。

【見どころ】囚人に人権はない

  • 真逆になった立場をお互いが利用しながら、命を狙い合う
  • 刑務所の床は強力電磁石で、囚人は金属の靴を履かされる
  • アーチャーの顔になったトロイが初めて現れた時の絶望感

【主要登場人物 / キャスト】ニコラス・ケイジの顔芸(笑)

  • ショーン・アーチャー(ジョン・トラヴォルタ)
    息子をトロイに殺された過去を持つFBI捜査官。
  • キャスター・トロイ(ニコラス・ケイジ)
    下品な態度をとる反面、非常に頭のキレるテロリスト。

感想(ネタバレ含む)トロイが刑務所に現れた時の絶望感

現実の世界でも実際に顔面移植は症例があるみたいだけど数十時間に及ぶ大手術で、なおかつ生存確率が低いそうです。

外科手術で顔をはぎ取り移植するという無理やり感のある作戦で、凶悪犯キャスターの顔になったFBI捜査官アーチャー。

レーザーで顔の周囲を切り取って移植した後に傷跡もキレイに修復してしまうという超高度な医療技術で、10分くらいでオペ完了となっていました。

この手術を実施したのはFBIだけど、イーサン・ハントが所属するCIAなら超精巧な変装用マスクを3Dプリンターで作成できるので、両組織の技術力の差が如実に表れている気がします。

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ただ変声装置は同じような物を使っていました。
どちらも映画の中の話ですけどね。

凶悪犯の顔を自分と入れ替えるって執念もここまでくると狂気ですよ。

誤算だったのは植物状態のトロイが目覚めてしまった事。

ここなんですよ問題は。
いくら意識不明とはいえ生存しているのだから、24時間体制で監視しておかないと。

トロイは普通に電話をかけて手下を呼んでたけど、夜勤の警備担当者はいないの?
FBI関連の医療施設なんだから、深夜に電話が使用されたら異変を察知しないのかな。

うんどん
うんどん

意識がなくても、万が一を考えて拘束具で動けなくしておきなさいよ。

顔を交換して初めて対面したシーンが怖かった

トロイの顔となったアーチャーが潜入した刑務所がヤバ過ぎる。
場所は海上で、石油採掘プラットフォームのような外観。
施設は海中に建設されているので、表向きは石油関連施設にしか見えない。

しかも「囚人には一切の人権が認められない」と堂々と看守から宣言される地獄のような環境。

刑務所と知られないように偽装しているところを見ると、人権無視は行政公認なのでしょうね。
実に恐ろしい。

そんな事よりも、潜入捜査中のアーチャーが面会だと呼び出されて行ってみると、自分の顔をしたトロイが現れた時の絶望感。

この時は心臓が止まりそうなくらい驚いたでしょうね。

トロイはやろうと思えば、アーチャーの人生そのものを乗っ取ることも出来る訳です。
片やアーチャーはトロイの顔で刑務所に収監されている状況で身動きが取れない。

しかも顔交換の事情を知っている関係者が消されたので絶体絶命の状況。

あの対面のシーンはフィクション映画だと分かっているのに、背筋がゾッとしました。
起こるはずがない事柄が発生したら驚きすぎて笑ってしまうタイプもいるようだけど、私の場合は心が恐怖に支配されるタイプのようで、
「顔盗まれてるやん(笑)」
とツッコミを入れる余裕もなかった。

アーチャー側に感情移入していたのもあるけど、妙にドキドキしました。
映画を観ていて、絶望感を感じたのは初めてです。

ホラー映画でもないのにあのシーンはメチャクチャ怖かった。

最終的にはアーチャーが脱獄してアクションシーンがメインになるのだけど、サスペンスシーンで本当にビビらされました。

たごやま
たごやま

私って、変なのかな?

『フェイス / オフ』を鑑賞できるサブスク

『フェイス / オフ』は2時間18分もある長編ですが、観ている内にどんどん引き込まれて行きアッと言う間に時間が過ぎます。

顔面移植のシーンは完全にSFの領域で少しツッコまざるを得ないけど全体的な脚本が素晴らしいので、この作品を知らない人は動画配信サービスやレンタルDVDで鑑賞してみて下さい。

ニコラス・ケイジは主演が多いイメージですが最近は脇役も演じていて、クールな役から不思議な役まで幅広く楽しませてくれます。

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