ニコラス・ケイジが主演の映画だけど、彼は作中で一切喋りません。
生まれつき言葉が話せないとかケガとか病気が原因で会話ができない訳ではなさそうなので、恐らく極端に無口な男という設定なのでしょう。
殺人犯の魂が宿るロボットが支配している廃遊園地で、一夜限りの清掃員になった主人公が大暴れする内容ですが、掃除と戦闘シーンがほとんどなので特に喋らなくても問題なかったです(笑)
『ウィリーズ・ワンダーランド』あらすじ
車がパンクし立ち往生していた男が通りかかった修理工に助けられるも修理代が支払えないため、廃墟となったテーマパーク「ウィリーズ・ワンダーランド」の一夜限りの清掃員となる事を引き受ける。
しかしこのテーマパークは殺人鬼の魂が乗り移ったアニマルロボットが支配しており、男は生贄として放り込まれたのだった。
【見どころ】色々と謎めいた男が主人公
- 主演のニコラス・ケイジが一言も喋らない
- 口を開いたと思えば、謎のドリンクを飲んでフーッと一息つくだけ
- 遊園地のロボットには凶悪犯たちの魂が乗り移っている
【主要登場人物 / キャスト】寡黙というより面倒臭がり?
感想(ネタバレ含む)無口なニコラス・ケイジが異常に強い
ニコラス・ケイジが謎めいた男を演じるホラー作品。
まず主人公が喋らない。
コミュ障というより、会話をするのがメンドクサイと思っていそうな謎の男。
シボレーのカマロを愛車にしていたりクレジットカードを保有している事から社会人だと思うのだけど、この男は普段どういう生活をしているのでしょうか?
あるいは資産家の息子かな?
腕時計にセットした時間通りに定期的にエナジードリンクを飲んで一息つくのがルーティーンで、この行動は何人たりとも邪魔できない。
たとえ目の前にモンスターがいたとしても、隣の少女にナイフを渡して本人は休憩タイムを満喫するためにその場を後にするほどの徹底ぶりが面白い。
本当に正体不明の奇人だけど、一体何者なんでしょうね。
主人公については何の説明も無いしニコラス・ケイジじゃなかったら成立しない作品です。
舞台となったテーマパークには殺人鬼の魂が乗り移ったアニマル型ロボットが複数いて謎の男(ニコラス・ケイジ)と対決するのだけど、基本的に男がロボットを圧倒してしまう。
これもまたバランスがおかしくて、他の登場人物はロボットの攻撃で体が真っ二つになったりするのに、謎の男はかすり傷程度の軽傷で済んでしまう。
そして傷口をビニールテープで覆って応急処置。
この耐久力の差は一体・・・。
- 車の修理代と引き換えに、一晩かけて施設内を掃除するという約束をきっちり守る。
- 時間が来たら問答無用で休憩タイムに入る。
- アニマルロボットが襲って来ても表情一つ変えずに撃退。
もしかすると謎の男もターミネーター的なロボットなのかも!?
弱くても良いけど、バカはダメ!
保安官たちは町民を守るために外部から来た人間をアニマルロボットたちに生贄として捧げていたみたいだけど、強力な武器を調達して一気に攻め込めば倒せたのではないでしょうか?
保安官が弱気過ぎな気がする。
とはいえロボットの一撃で体を引き裂かれるほどの実力差があるので、やはり慎重にならざるを得ない気持ちも分からないでもない。
外部に応援を要請してもオカルト話を信じてもらえなかったらしいし、仕方が無い面もありますな。
まあ弱いのは良いとしても、バカなのは救いようがありません。
ヤバいロボットがうろついている施設内でイチャついていたカップルは、完全にバカの極み。
女「なんかワニ(ロボット)がこっちを見てる。」
男「見せつけてやろうぜ!」
・・・「ギャーーーー!」
施設の事情を知っているのにあえて内部で行為に及ぶとは・・・
この二人は完全にアホやな。
ホラー作品ではバカップルが犠牲になるのは定番ですからね。
映画『ウィリーズ・ワンダーランド』を配信しているサブスク
主人公が一言も言葉を発しないという珍しい映画でしたが、ツッコミどころが色々とありつつも最後まで目が離せなくて面白かったです。
他のキャラが色々と喋っていたとはいえ、主人公のセリフが一切なしで映画を成立させてしまうのが名優ニコラス・ケイジの凄さでしょうね。
B級感全開だったけど観て損はない作品なので「U-NEXT」や「アマプラ」等のサブスクで視聴してみてください。
サービス名 | 月額料金(税込) | 同時視聴できる端末数 | 無料お試し期間 |
---|---|---|---|
U-NEXT | 2,189円 | 4台 | 31日間 |
Amazonプライム | 600円 | 3台 | 30日間 |
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