
『ミッション:インポッシブル』あらすじ
CIAの秘密工作部隊「IMF」所属の1チームが情報漏洩により任務失敗の上、若手工作員のイーサン・ハントを残して全滅する。
チームを管轄しているキトリッジと面会したイーサンは自分が裏切り者と疑われていると知り、独自に仲間を集め真犯人を探すために動き始める。
【見どころ】時代を感じる1作目
パソコンやインターネットが普及初期の時代なので端末が古い!
全体的に大雑把な部分も多くて、古き良きスパイ映画の雰囲気を感じる。
主演のトム・クルーズが34歳頃の作品。
【主要登場人物 / キャスト】トム・クルーズが若い
感想(ネタバレ含む)最後まで真犯人が分からない
トム・クルーズ主演の『ミッション・インポッシブル』の記念すべき1作目で公開されたのは1996年。
私はてっきり2000年代に始まったシリーズだと思い込んでいたので、思いのほか古い作品だという事に驚きました。
公開当時のトム・クルーズは34歳で非常に若い。
何と言っても作品内での立場が若手工作員ですからね。
タイトルを直訳すると「不可能な任務」となりますが、実際に映画内で行った作戦は通常では成功し得ない内容なので、厳密には「限りなく不可能に近い任務」でしょうか。
登場するスパイ道具が面白い
登場するスパイ道具も何となく無理がある設定で面白かった。
工作員に指令を伝えるテープを再生すると「なお、このメッセージは自動的に消滅する」という言葉通りにプレーヤーの中から白い煙がモクモクと・・・
しかも飛行中の機内に備え付けのプレーヤーでテープを再生しているのはヤバい気がする。
一歩間違えると火災が発生して墜落するのではないかと思うのだけど、そこまでの火力は無いのかな?
96年当時は大丈夫だったのかも知れないけど、最新の飛行機なら異常を探知して緊急着陸となる可能性も考えられますね。
座席の上から酸素吸入のマスクが突然降りてくるかも!?
もう一つ気になったアイテムが、板ガム型の爆弾。
これは起動すると5秒後に爆発する代物。
間違って口に入れてしまうと確実に頭が吹き飛んでしまう(笑)
元々1960年代に始まった『スパイ大作戦』というアメリカのテレビドラマが原作で、『ミッション・インポッシブル』は続編という位置付けとなっています。
現実離れしたアイテムが登場するのは、元ネタが古いからなのでしょうかね。
そしてパソコンも古い。
当時はまだ一般に普及し始めたばかりの頃だと思いますが、スパイ組織が使っている機器も現在のものと比較すると骨董品レベル。
記録媒体がフロッピーディスクというね、現在の若者は知らなさそうなアイテムですよ。
ここまでノスタルジックな作品だったとは。
誰が裏切り者なのか最後まで分からない
主人公のイーサンは何者かに嵌められて裏切り者に仕立て上げられた訳ですが、あまり多くない登場人物の中で真犯人に辿り着くのはラスト近くになるので最後まで飽きずに楽しめます。
途中から怪しい人物は数人に絞られるのだけど、最後まで確信的にこの人と断定はできなかった。
スパイという仕事は任務の途中で殉職するか、運良く生き残って引退しても何が残るのか・・・
使命感に燃えている時は良いけど、ふと我に返って「自分は一体何をやっているのか」と自問自答モードに入った時がこの仕事の恐ろしいところ。
こういう心境になった時に頭の中で「裏切り」という言葉が浮かんでくる。
情報を売って大金を手にして、後はスパイの技術を生かして雲隠れするだけ。
CIAの給料って意外と安いらしいし、中にはそんな人も出てくるでしょうね。
そりゃ扱っている情報が数千万ドルの価値を持っているとなれば、リスクを冒してでも組織を裏切る誘惑に駆られても仕方ないかも知れません。
でも失敗して捕まったら、どんな目に遭わされるのか想像するだけで怖い。
刑務所に収監して他の囚人に情報を漏らされても困るので、ヤバい情報を持っている裏切り者は特別な施設に入れられたりするのでしょうか。
『ミッション・インポッシブル』を配信しているサブスク
『ミッション・インポッシブル』シリーズは「U-NEXT」または「Amazonプライムビデオ」で全作品がまとめて配信されています。
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ちなみに2作目となる続編は危険なウィルスと解毒剤を巡る攻防。
2000年公開なので、作品内に登場するIT技術は結構進化しているはず。