前作『マスカレード・ホテル』の続編なので余計な人物紹介などは省略されていて、再び捜査一課の刑事たちがホテルの従業員に扮して犯人を待ち構える。
前作を観ていないと少し分かりにくいと思います。
とはいえ、立場が変わったのは能勢刑事だけですけどね。
『マスカレード・ナイト』あらすじ
警察に届いた匿名の密告状により、またしても従業員に扮してホテル・コルテシア東京で潜入捜査をする事になった警視庁捜査一課の面々。
洞察力が鋭い新田刑事は、前回同様にフロントクラークとして宿泊客全員に疑惑の目を向ける。
大晦日にホテル内で開催される年越しイベント「マスカレード・ナイト」に犯人が現れるという情報を基に、仮想したパーティー参加者500名の中から犯人を見つけ出す事ができるのか!?
【見どころ】再びホテルに潜入する捜査一課
- 2作目なので前回のような余計な人物説明がない
- 終盤まで犯人を絞り切れない
- 今回も怪しい客が大勢いて面白い
【登場人物 / キャスト】能勢刑事が捜査一課に配属されている
感想(ネタバレ含む)なかなか犯人に辿り着けない
能勢刑事が捜査一課のメンバーになっているという事は、前作の品川警察署の所属から異動になったという事ですな。
殺人事件の犯人がコルテシア東京のイベントに現れるという密告を得て潜入捜査が始まったのだけど、新田の目線で見ると全員が怪しい犯人候補、逆に山岸の目線で見ると全員が大切なお客様なので疑うような事をしてはならない。
これは新田と山岸だけではなく、潜入している刑事全員とホテル従業員全員のそれぞれの考え方。
両極端な目線を持った人たちが、同じ場所で仕事をしているのが面白い。
疑うプロと、おもてなしのプロが、宿泊客に悟られないように自然に振舞いつつ犯人を見つけ出していくという構図。
新田と山岸が、
「お互い面倒な仕事を選びましたね」
というような会話をしていたけど、どちらの職種もやりがいはあるのでしょうね。
宿泊客全員が怪しい
宿泊客の中で特に怪しい人物が何人かいるのだけど、相手に不自然に思われないように捜査を進めなければならない。
怪し過ぎる人物は逆に犯人じゃないとか、逆に自然過ぎる人物が怪しいとか様々な定説がありますが、この作品にはいかにも怪しい人物、目立ちすぎる人物、ミステリアスで掴みどころのない人物、普通の人など色々出てくるので、最後まで誰が犯人か分からなかった。
単に、キミの洞察力が鈍いのが原因と違うか?
せやろか?
でもアレは分からんで、しかし・・・。
最後で明らかになった犯行の動機というのが、何とも言えない感じ。
そもそもこのような理由で犯罪を犯す人物には警察もなかなか辿り着けないし、観ている側もこの人が犯人だなんて分からないのではないでしょうか。
途中で犯人に辿り着く伏線があったのかも知れないけど、私の記憶の限りではヒントが出てきたのが終盤だったので観ていて犯人を特定できなかった。
それにしても、上手い具合に人間関係を組み合わせるものですね。
怪しい登場人物それぞれが実は無関係ではなかったという点がさすが。
前作は怪しい人物が単発で友情出演的に多数登場していたイメージだけど、今回は怪しい人物達に関連性があった。
ちなみに今回、友情出演していた明石家さんまさんの登場方法が斬新。
※さんまさんには別に怪しいところはありません(笑)
前回の作品 『マスカレード・ホテル』あらすじ・感想
今回は犯人が分かりにくいので、必然的に最後まで鑑賞しないと気持ち悪くなる。
全体的には見応えがあったし、また続編があるのならぜひ観てみたいと思いました。
映画『マスカレード・ナイト』を配信しているサブスク
木村拓哉・長澤まさみ共演の映画『マスカレード・ナイト』は、「U-NEXT」・「Amazonプライムビデオ」で配信されています。
サービス名 | 月額料金(税込) | 同時視聴できる端末数 | 無料お試し期間 |
---|---|---|---|
U-NEXT | 2,189円 | 4台 | 31日間 |
Amazonプライム | 600円 | 3台 | 30日間 |
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